湾 M を再読する正月。あれね、舞台を途中からはじめているので、最初から喪われたなにかの話なんだよねえ。それを追いかけるか見送って去るか。序盤はよくおっさんが泣く漫画。せつなさ。 湾 M 終了後に連載してる C1 ランナーは、どちらかといえば明日に向…

だんだんブラックバードと島さんを分離する（というか個別に掘り下げる）流れになってきたのだけど、島サンがブラックバードだから 911 はブラックバード「号」ってのは、なんか引っ掛かる言い方だ。湾岸 MIDNIGHT がみどりのマキバオーになったかのような。…

ブラックバードはいつまでも中二の魂を抱えててイイネ。 「「ちがうナ しょせんこの程度か・・」ブラックバード撃墜体勢 ロックオン Z32――」かっこ EEEE！ ソーシャルが形成されていくさまは美味しんぼのようでもあるし、若者の戦いと並行するおっさんトーク…

ソーシャル要素が前面に出てきて美味しんぼ化してから、Z があんまくるおしくみをよじるように走ってるかんじがしない。 あと、キャラクタが吹き出しで独り言を言うのがなんかちょっと怖い。モノローグではなく発声させてるのが。吹き出し部分のモノローグ部…

コミュニケーション少なくポエム同士の交錯する展開が落ち着いて、しばらくソーシャルなかんじになっててちょっと中ダレ。会話なんかいらない。モノローグをもっと読ませろ。 同じこと別の言い回しで繰り返して最適の表現を探っていく、あんま言葉に頭が回っ…

いかん、湾岸 MIDNIGHT、読んでてなんか涙出てくる…。ものすごく満喫した気分になってんのにまだ 6 巻までしか読んでねえーーよ！ なんかこーこみ上げるものがあるね。おれたちが自ら喪ってしまった 90 年代感と共に夜更かし。 それにしてもレイナは毎回「OK…

さいふうめい＆星野泰視 / 哲也 - 雀聖と呼ばれた男 博打漫画が読みたいなーと思ったのでひさびさに読んだ。記憶だと「そんな濃くないけどサラサラよめていい具合にカタルシスもある手軽な博打漫画」みたいな認識だったんだけど、思ったより…おもしろく…なか…

ずいぶん昔の、仮面ライスピかっこ EEEE 勢に対する違和感関連。一言でいうと「仮面ライダー SPIRITS（の初期。初期で読むのやめちゃったので中盤以降どうなったのかは知らない）に登場する仮面ライダーはかっこいいけど仮面ライダー SPIRITS 自体はかっこい…

マイナー部活漫画ブームも津軽三味線まできたかー。ていうか作者赤ぼくのひとやないの。 「あずみ」に続いて「るろうに剣心」読んでたけど、さすがにノリが全然違って目が引っかかる。というかおれにとって「おろ？」は「チョッチ」なみに引っ掛かる表現なの…

このへん（http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20110910#p2）から。 小山ゆう「あずみ」読んだあと「シグルイ」読んでも全然違和感なかった…。 やっぱベテラン漫画家って怖い。あずみに熱い視線を送るだけで惨死の決定される世界で、あずみから好意を向けられ…

受け手がうっかり属人性を求めるものは創作、とすれば「これは誰が編集したんだ？」と読んでて思えない雑誌は創作的ではないし、「このあらいを作ったのは誰だー！！」とブチ切れる海原雄山は常在クリエイター目線。 なんかこー根本的に「ストーリーが進展し…

呂布て常に財布持ってないイメージ。 呂布て日本語じょうずに喋れないイメージ。いや日本人じゃないし。あたりまえか。 蒼天航路の呂布はちょうかっちょいいけど、北方三国志のマザコン呂布もちょうかっこいいんだよな。あと蒼天張遼の「最強の者が死ぬ これ…

「とめはねっ！」読んでちょっと消化不良だったので、モンキーターン読んで麗しいデブの破壊力を再認識している。これよこれ。河合克敏氏作品の醍醐味よ。実写のようなスラっとしたキャラクタたちのサッパリした話と、ポイントを押さえた漫画表現独特のキャ…

とくに感想とかなく、雑多に読んでる時期。 原泰久「キングダム」読んでたら二日ほど経ってた。なにかが残るってわけではないけど読んでる最中は熱中してしまう。 次「ヴィンランド・サガ」読もうかと思ったけど、なぜかおれ幸村誠氏作品を読もうとすると指…

カレカノ読みながらの感想メモ。 出てくる誰もが才気ある若者ですげえな。ここビバリーヒルズじゃないし白書でもないのに。青春だからか。当時のファン層とか想定してみて、人生いろいろ大変で精神ひんまがった系の女子中高生て、こういう天才まみれの漫画読…

あだち充氏漫画は男同士のコミュニケーションちゃんとしてるけどヒロイン同士はわりとあっさりだな。H2 はダブルヒーローにダブルヒロインってかんじだから余計そう感じる。 で読了、みゆきからタッチへの感想差ほどには何か感じるところがなかった。でもま…

「みゆき」の次に「タッチ」を読んでる。妹みゆきと南だと、いまんとこ妹みゆきのほうが魔力があるけど、三角関係はみゆきよりタッチのほうが求心力あるな。女 - 男 - 女より、男 - 女 - 男の三角のほうがおもしろいのかも。いや単に状況の問題か。みゆき同…

ここいらであだち充氏作品を体感しておくべきだと思ったので、とりあえずあだち充「みゆき」を読んだ。高校時代に「ずいぶん古臭い漫画だなあ」とか思いつつパラパラ読んだだけだったんだけど、いま読むとずいぶんハイカラな漫画やね。掲載誌の関係でかお色…

相変わらず漫画まみれ。 甲斐谷忍 / ONE OUTS 連載時に後半追っかけてなかったので、いまさらこんな展開だったのかーと新鮮。 甲斐谷忍氏、話は結構好きだけど叫び顔が全然描けないひとだよね。アゴから下だけで驚いてるような絵というか…。そこいらへんの印…

あっち読んだりこっち読んだり、取っ散らかってるので手短に羅列。 新谷かおる / エリア 88 燃え尽きるまで僅か数秒…、みたいなカッチョイイモノローグすばらいしねほんと。本作といいアニメだけど装甲騎兵ボトムズといい、むやみに命が安い界隈を生き抜く主…

延々漫画読んでる。漫画とインターネットとどっちが暇つぶしとして無駄度高いんだろうな…。 山田芳裕 / デカスロン ものっそい久しぶりに読んだ。どうにもおもしれーね。山田氏作品読むと、共感できない天才主人公描かせたらこのひとの右に出る漫画家おらん…

遠崎史朗＆中島徳博 / アストロ球団 ほんとスゲエ。漫画読んでてアストロ酔い。ほとんどのキャラから野球する気が感じられない。命燃焼キチガイ。紙面に対して脳内ツッコミを入れられないぜ…漫画相手に怖気づくのはひさしぶりだ。 コホーテク彗星打法！なん…

というわけで収穫物。WATCHMEN。いずれ読む。 岡田斗司夫氏の名前を久々に見たが、岡田氏を帯に持ってくるのって、客層ってよかは価格帯の筋合いなのかね。

ながいこと何となく敬遠していた、ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」読んでる。こりゃたしかにおもしろいな。なんで敬遠していたのかというと、ずいぶん前に読んだ「ヤサシイワタシ」の読後感がだいぶ悪かったからだった。でもああいう漫画描くひとが現代…

猿渡哲也 / 高校鉄拳伝タフ たぶんはじめてまともに読んだ。なんか怖い漫画なんだよなー、グロいとイヤだなーと思って、これまで飛ばし飛ばしにしか読んでなかった。「力王」とイメージが混ざってたからだな。ちゃんと読んだら、意外にというか、ラブリーな…

「ソムリエ」の優越感バトル漫画っぷりについては、たしかにこれはすごいと感心しつつ、でもちょっと読みのスピード感が出ないのであとまわし。 久々に「パイナップルアーミー」読んだ。ここ数年の再読活動で、この方面は「マスターキートン」ばかり読んでた…

銀河戦国群雄伝ライ読んで、なんだかドンヨリしたあとに読んだ土山しげる「食キング」は最高だった。おもしろいのなんの。ぐいぐい引っ張られてものすごい勢いで読めた。 食キングがというか、土山しげる氏漫画て、全般的に悪役がかなりコロッと改心するんだ…

川原正敏「海皇紀」のあと真鍋譲治「銀河戦国群雄伝ライ」を読んだわけなんだけど、なんつーか、予想してたよりしっかりしてて、でもちょっとこれ盛り上がらんわというかんじだった…。 横山光輝「三国志」への露骨なオマージュは、ギャグなのかマジなのか判…

最近読んだ漫画について、あんま細かく書く気はないのでざっとした感想メモ。 冬目景 / 羊のうた なんかこー陰気な話だよね…話の展開遅いし…。むかし、学生の暇な時分は、こういう停滞度の高い漫画をたくさん読んでいた気がする。それは当時のジャンル嗜好の…

もう勘弁ならん、というかんじになったので、先日から「風の大地」をまとめ買いして読んでいた。宇賀神さん…！ 全英までの展開は本当に素晴らしいな。本作と「湯けむりスナイパー」を知らないオタはモグリといっていい。 紙面に茶色いおっさん汁のいい味が染…