仮面ライダー SPIRITS はかっこいい漫画ではない関連
ずいぶん昔の、仮面ライスピかっこ EEEE 勢に対する違和感関連。一言でいうと「仮面ライダー SPIRITS（の初期。初期で読むのやめちゃったので中盤以降どうなったのかは知らない）に登場する仮面ライダーはかっこいいけど仮面ライダー SPIRITS 自体はかっこいい漫画とはいえないので、仮面ライダー SPIRITS かっこ EEEE というのは筋が違う」。いまさらの話だし、さらにずいぶん昔にも同じようなこと書いてるんだけど、うまいこと検索に引っかからない場合があったので、ログ埋めにはこういうものも使っとく。
- ライスピのなにがイヤかって、ライダーのかっこよさを滝和也が全部台詞で説明するところ。そのシステムのおかげでライダー自身は「男は黙って背中で語る」の原則保護されていて、且つなんでも台詞で解説しなきゃいけないブームにも乗れてて、サラサラ読めて、読後のおれ話理解できてるかな感もブレなくて、さすがにメジャーな仕事よなとは思うんだけど。
- でもそれじゃライダー自身はかっこよくても話自体はだせえ。そんな感情的で饒舌な美化は ALLWAYS 三丁目の夕日じゃねえかと。だせえ話を称揚するのはだせえんだから「ライダーカッコ EEEEE」とはライスピにおいてはいえない。
- まあおれ自身は昭和ライダーを後から勉強してはまったオタなので、少年の日々の思い出とかそういった当事者性が抜けててズレてんのかも（作品に漬かったのがオタクになった後からなので共犯関係を作れない）。きっかけも「伊上勝氏の脚本って日本語壊れててオモシロ！」とかだしなあ。
- まあ、様式を伝えるものが様式に沿ってないとか、そんな眠いこと言ってたってダメなんじゃ、がむしゃらになってでもおれが無理矢理継承させてやらなきゃいかんのじゃ、というプロ的な使命感からそうなってる、というのが、滝和也的なものを織り込んだ読み方なのかもだけど。
