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最近の漫画 - 福本キャラが中盤以降こっち側の人間ではなくなっていくようで寂しい関連

  • あだち充氏漫画は男同士のコミュニケーションちゃんとしてるけどヒロイン同士はわりとあっさりだな。H2 はダブルヒーローにダブルヒロインってかんじだから余計そう感じる。
    • で読了、みゆきからタッチへの感想差ほどには何か感じるところがなかった。でもまあ勝負側の盛り上がりが恋愛側の盛り上がりとちゃんと同期して最後までもつれていったので、スケール感みたいなものはあったかも。よくわからんのでいずれもう一回シリーズ流し読みしよう。
  • 福本伸行最強伝説黒沢」読んだ。なんかこう、癒されるね…吸いたくもないのになんとなくチェーンスモークしすぎた徹夜明けの、荒れた喉の痛みのようなものが、なぜか優しい、ということがあるね。
    • でも、初期の「自分への(妥当性のありすぎる)絶望感に打ちひしがれた中年の悲哀」みたいなものは、中盤以降薄れていくんだな。やっぱり周囲と噛みあってはいないんだけど、「へんなおっさん」として周囲に(わりあい肯定的に)認知されている。それで幸福になれるわけでもないんだけど、その場かぎりの温かみみたいなものは手に入れて、黒沢よかったじゃん的な気分と共に、読者の絶望感みたいなものからは徐々に乖離していったんじゃないだろうか。なんかこれ、カイジ読んでても中盤以降、カイジが自分よりも絶望的なおっさんたちのピュアさに打たれまくることでなんだか崇高な存在になっていってしまうようなかんじ(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20110701#p3)と似ていて、そんな立派な心を持ってしまうとこちら側じゃなくなるんだけどなー、みたいな寂しさが微妙にある。
    • …というようなあたりでアニメ版カイジ第二期 ED、忘れらんねえよ「C からはじまる ABC」(http://www.youtube.com/watch?v=3Sc1nisf3sE)は、キャラクタをこっち側に引き戻すような力があって素晴らしかった。

で、次にカレカノを読んでる。恋ポエム濃度が高いのが少々おっさんにはきついが、それ以外はたいへんおもしろくスルスル読める。でもまだアニメ版でカバーされてた範囲だから、絵を追っててもアニメのほうの絵とリズムで話を追っちゃうよ。本番はアニメ版終了以降だ。