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最近の漫画 - あだ充強化期間関連

ここいらであだち充氏作品を体感しておくべきだと思ったので、とりあえずあだち充「みゆき」を読んだ。高校時代に「ずいぶん古臭い漫画だなあ」とか思いつつパラパラ読んだだけだったんだけど、いま読むとずいぶんハイカラな漫画やね。掲載誌の関係でかお色気も多くおっさんうれしい。

  • 主人公の優柔不断、スクールデイズ展開を想定せざるをえないあたりおれも随分二十一世紀に染まった。
  • 「二人称が「おぬし」の女子高生キャラ」ものすごく久々に見た。成句「ゆーかおのれわ」「すなたわけー」を発するオタク、なみの絶滅種じゃねえの。これ少女漫画にも居たっけかな。はたまたラノベはどうじゃろ。なんか笹本祐一氏作品には居た気がするけど気のせいかも。NHK 青春アドベンチャー版「妖精作戦」で沖田が言ってた気がするけど沖田は男だから女子高生じゃないし。
  • 話まとまんないので主人公が浪人してしまったよ。羽海野チカハチミツとクローバー」を連想させるグダグダ展開。
  • それしにしても主人公がなぜダブルみゆきから刺殺されないのか不思議だ。
  • 妹みゆきは、確かにモテない男の天使であり悪魔だ。こういう女が居てくれたほうがいいのか、居ないほうがマシなのかで激論が生じうる。優等生みゆきは、なんかいまいちキャラが薄い気がする。あんま筆走ってる印象を受けない。
  • あとこの世界のおっさんは全員怖い。変態というより異常者。
  • そしてすごいオチ。いや意外ではないが、主人公もあだち氏も、取るべき責任をちゃんと取りに行ったなー、と痺れる。なんかこう、ハチクロに追い込まれた羽海野氏は責任の取り方を己の中にある基本に立ち返ることで示したと思うが、みゆきに追い込まれたあだち氏はキャラクタの責任を取りに行ったと思う。どっちも誠実さだろう。
  • 帯ギュを読んで「静岡県にはキラキラした女子高生が居るかもしれない…いや居る…そうに決まった。決まったからには静岡県に行きたい」(関連→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20090305#p2)と思うような感傷に充たされているよ…。

漫画版読んだあとアニメ版見ると、アニメのほうが漫画より絵柄古く見えるな。