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最近の読書

もうやん池袋 | 061231

北方謙三水滸伝」二巻が早めに読みたかったので、「ローマ人の物語」を一端中断してそちらを読んだ。良い。おもしろい。任侠モノの枠外まで飛び出して、書きたいところをのびのびと書いているような気がする。「致死軍」とか三国志読者サービスもありつつ。水滸伝OVA ジャイアントロボで出てきた名前以外全然なにも知らんので、新鮮でもありつつ、そっちよりは北方氏作品としての「三国志」とのスケール感差を埋めるために現在脳内定規を調整中。あっちよりはもうちょっと群像劇的になるのだろうから、視点は寄ってスケール感ってよりディテール感みたいなかんじになるのかな。いまのところは序盤だからそうなのかもだし、今後もわりと同時 10 万人描画っていうようなかんじにはなかなかなっていかないんではないか。人物は多いけど、そのまま三国志のように拡がるかんじはしない。各人が大きくなりすぎるような雰囲気もない。

で、ひととおり読み終わったあとは「ローマ人の物語」に戻ってきて、こちらも読み終わった。ハードカバーでいうと十巻目にあたる。この巻を境目にしてローマ帝国は下り坂へ向かってゆくことになるが、この巻ではローマ人のインフラ事業に焦点をあてて時代を行ったり来たりする関係で、わりと先のことまでの言及が多く、あー帝国が滅んでゆくよー甘くねえなーとじわじわ心の準備を。