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池袋駅

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現在地は池袋西口公園。いはゆる IWGP。今日はおまつりの日らしくて西口周辺に交通規制がかかってる。ふくろ祭。

これからひさびさに自転車で山手線一周することにしたのでいまここに居る。自転車大破、おれ骨折などのアクシデントに見舞われて以来遠乗りをしていないのでいい加減ここいらでやっとかないと、やらない癖がついてしまいそうだしっていうのもある。ただ単に回るだけなら 4 時間程度の行程だけど、今回は写真とったり更新したりとかを各駅とかでのんびりやってくつもりなので、どれくらいだろうなー 5,6 時間はみておいたほうがいいかもしれない。あと秋葉原にショップ閉店前に到着できれば、「BURNOUT 3」の XBOX アジア版をかってくる予定。ふつうにいけばよゆうで間に合うはずだけど、ちょっと今回更新でどれくらい手間食うかわからんので時間が読めない。とりあえず、出発。

目白駅

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駅前ひろば。

考えてみれば自転車一周てこれまで夜中しかやったことなかった。昼間は半月どまり(←山手線を円として、中央を横断しつつ北半分をまわって帰ってくるかんじ)。ひとも車も多い。こんなひとが多い状態だともっと時間かかるかも。夜中と違ってあんま警官のひとに職質されなさそうってのはメリットか。とりあえず日没までにどこまでいけるか。

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新大久保駅

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コアブックスの脇を抜け、西戸山公園の横を通過した頃に、やべー今回けっこうきついかもと思った。ぜんぜん運動してないからなー。新宿までも行ってない段階から心配はじめてもしょうもないんだけど。とりあえずカルピスウォーター買って水分確保。財布をポケットからバックパックに移してストレス軽減。ちびちび飲まないと無駄に汗かくだけだな。

新宿駅

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喧騒に外国語を聞き取りながら新大久保を抜けて、歌舞伎町を突っ切るのはうざったそうなので西武新宿駅の脇から入って新宿駅。ひとおおすぎ。とりあえず写真は撮ったけど自転車止める場所がなかったので東口は素通りしていま南口のあたりで更新。足と腰のコンスティレーションの目減り具合にきをつけている。べつにもう疲れたってことはないんだけど、体力の減り具合と全体の行程予測を見比べながらやってかないと途中でバタンキューってことにもなりかねないし。とりあえず新宿までは来た。これで最初の一歩というところか。感覚として、次は恵比寿までを一呼吸として走り抜けられないと、あとがきつくなってくるという認識。

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高島屋前で、なんか JDRazor とかいうチャリンコのデモやってたよ。といってもいまリハーサルというか準備中ぽくて本番は見れなかった。ていうか 17 時から本番スタートとか言ってたのでああ待ってのはかったるいなとおもって去る。ギャル撮影会とか試乗会とかもあるらしい。さらば。

代々木駅

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とにかく新宿駅から代々木駅までの距離の短さは世界的に有名。世界というのはおれの自転車の周囲 3m。つまりおれはセカイ系。やめろ。行くぞ。というか新宿駅が長すぎるってのもある。南口からだと一呼吸だけど、東口からならそれなりにあるんじゃないか。池袋から目白くらいまでとかそのくらい。

原宿駅

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ひとごみは新宿ほどではないにせよ、なにぶん道が狭いので駅前では自転車を止めるスペースがなく、明治神宮前から更新。

ところで代々木駅から原宿へ向かう下り坂いっぱいに女子の行列があってびっくりした。おまえらがそうまで情熱を注ぐ対象はなんですか?坂がおわったところで行列はおれの順路とは違った方向へ折れ曲がってしまい、結局行列の根っこになにがあるのか確かめることはできなかった。おれは待たない、寄り道しない。通り過ぎるあいだに見るものは見ますというかんじ。

明治神宮前にいまきれいなガイジンねーちゃんがいっぱいいるのでそれがうれしい。眼福眼福。夜中じゃみれねー景色だなこのへんは。あと日本人のへんなゴスロリのひともいます。

渋谷駅

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明治神宮からおれ的最短で渋谷駅に向かうための T 字路には横断歩道がないため、自転車かついで渡る必要がある。

で、渡って坂道くだって渋谷圏内に到達してみれば、うわーなんじゃこのひとごみはー。数は新宿なみ、道路状況は新宿未満、歩行者意識は新宿以下。まったく進めず動けない。基本的には自転車って道路交通法的に車道はしらなきゃいかんよなというアレなので車道走るんだけど、渋谷とかだと車道は無理。全部路駐でうまってるから走行車線の真横を走ることになって危険。よって歩道を自転車押しながら歩くしかないのだが、これがぜんぜんすすまねんだほんま。おまーらもうちっとキリキリ歩けこのやろういっぱしの消費者面しやがってこのトンチキめ、とかおもいながら時間だけが過ぎていき、ようやくハチ公前交差点についたら絶望が待っていた。信号の青点灯と共に湧き出して路面を埋めつくす人・人・人。ちくしょう九州人ばかにしやがって怒首領蜂大往生の真似か。

で、精神的に疲れ果てていまようやくひとのまばらな渋谷駅新南口。渋谷はやはり一筋縄ではいかない。ひとごみ回避優先で来たのでいつものルートとは逆側に出てしまった。でもそうすることでいつもは担いで登ってた歩道橋を登らずにこれた。こっちのが楽なルートなんだな。

恵比寿駅

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一息でこれなきゃやばい恵比寿駅。けっこう時間食ってるなー。いつのまにか夕暮れは終わって、そろそろ日も暮れようというところ。まだなんとか上空に空色は残っている。外れた順路から戻って、外周沿いに恵比寿駅を抜けて坂道を登った(ここは漕げないので押してのぼった)美容院の前で現在更新中。といってもここから先は順路ってあんま覚えてなくて適当。おおざっぱにこんなかんじという道筋だけがあるかないかというところ。べつにどの道とおったってどこにだってつながるんだけどな。しんぱいしねえよそんなのここ都心のはずだぜ一応。

このペースだと秋葉で買い物はあきらめたほうがよさそうだな。

目黒駅

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恵比寿を抜けて、目黒の金持ち街(おれがはじめて「東京在住の金持ちのイメージ」を具体的に認識したのは品川でも目白でもなく目黒)を抜けて、目黒駅へ。目黒といえば雅叙園。目黒といえば寄生虫博物館。あいかわらず目黒のこっち側の駅看板は、蛍光灯入ってないのな。

そろそろ腹減ってきたので次あたりでめし食うかな。山手自転車巡歩は貧乏が基本なので、あんま高いメシは食わない。オサレとも無縁なのでオサレ人ども御用達のカーフェーショッパ(≒スタバ)とかでモバイルインターネッターとかもするわけねえ。松屋かな。なんかそんなんで。我々の基調は殺伐だ。もう今日 BURNOUT 買うのあきらめたので腰すえていきますよ。

と、そういえば天気だいじょうぶかな。ほんと衝動的に家出たので天気予報すら確認してなかった。

五反田駅

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目黒からビューンと坂道をくだっただけで五反田ついちゃったよ。ぎゃくにいうと五反田から目黒は坂道のぼるだけなので逆周りで山手一周するときつい。というかあまりにさっくり着いてしまったので、道中にいろいろ飯屋があったのに考える間もなくスルーしてしまった。次は大崎なので大崎で考えよう。でも大崎もまた次が品川なのでむずかしいんだよなー。

五反田でもお祭りっぽいテントが出てた。五反田ふれあい祭りだって。東京のこの時期はどこでもお祭りだって聞いてたけどほんとだな。

大崎駅

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五反田から大崎は、ちょっとだけむずかしい。川をはさんで山手線をロストしてしまうからだ。けどまあここで大崎を見失うようでは大崎から品川など越せないのである。まあだいたいの勘は働いていたが、念には念で犬散歩中のひとに方角を確認して、無事大崎駅とコンタクト。あと道聞いてる最中にライトつけ忘れに気づいてあわてて点灯。もう周囲はすっかり夜。無灯火はあぶない。夕方から夜にかけての走行はこれがあるからきをつけないと。

それはそれとしていつもおれ大崎駅の裏側口を通ってるっぽくて、こっちがわにはメシ屋とか全然ない。ていうかおれいまだに大崎駅のまともな改札口みたことねえよ。やっぱメシは品川越えてからだな。有楽町あたりとか。ひさびさに田町でジンナーってのもいい。ああでもあすこつぶれたとかいう噂があったような、なかったような…。

とりあえずいまから最難関、大崎-品川にアタック。

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最難関突破、品川ビル街および東京タワー目視確認。なれてしまえば最難関というほどでもない。大崎-品川間のむずかしいところは、山手線沿いに道がなくなって、一回自分から山手線を離れる必要があるからなのだが(←これを山手沿線散歩語で「素潜り区間」という)、心配してたよりはぜんぜん道おぼえてて大丈夫だった。というか風景見たらああここだここで曲がるんだと自然に思い出した。あと東京タワーといえば、目黒あたりからも見えたはずなんだけど今回確認してくるの忘れた。

ここを抜ければ経路選択的不安はなくなった。さあ品川駅へ。

品川駅

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品川駅前のマクドオープンカフェがあるのでそこで月見バーガーでも食いながら更新するのもいいなと思ったが、マクド社製品は月見バーガーさえも吐く体になってしまっていたことを思い出してとりやめ。いま駅前のマクドの反対側の角んところに自転車止めて更新中。19 時か。全力で秋葉原目指せばギリギリ閉店に間に合いそうっていうびみょーな時間だ。まあやらねえ。そんなこたしねえ。ていうかぶっとばしていくだけなら池袋-品川って一時間程度で来れる距離のはずなんだけど、出発からもう三時間経過してる。混雑のこともあるけど、やっぱその場その場で更新かけるってのは意外に手間がかかるんだな。

東京タワー

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東京タワーか!そうか!よし!殺す!という勢いで東京タワーを目指していたら東京タワーに着いちゃったよ。ばかそっちじゃねえよ田町だよ。寄り道しねえつっといてしてんじゃんおれ。まあいい。メガストラクチャには引力があるからな。構造体!構造体!東京タワーは東京人にサービスを提供しているかもしれないがそのシンボルとしての効能は田舎人のためにこそある。東京に住んでなけりゃ東京タワーの本物なぞはいらねえ。東京に住んでるひとがシンボルとしての東京タワーなんぞいらねえってのと同じくらいいらねえ。けど逆をいえば、シンボルとしての東京タワーなら、サービスとしての東京タワーはまあ要らなくもないかなと東京人が思う程度には、田舎人には引力があるのだ。そこいらへんの揚げ足を CLAMP にうまいこと掬われた格好になる「東京 BABYLON」とかに対しては、田舎人として忸怩たる思いの一席くらいはぶてる分量がなくはないっていうかまあ、べつにそれはそういうものとしてどうでもいんだけどまあ。いまここで書く話でもなかった。ここっていうのは東京タワー芝公園スタジオ脇の斜面んとこ。全方位にわたってカッポーどもが濃密なキスに余念なく、ママチャリオタ単身としてはひじょうに居づらい。帰れ。向かえ。田町に。または登れ。タワーに。

もちろん登らない。その選択肢はないのだ。馬鹿シンボルに登るやつがあるかよ。東京人はあんま東京タワーには登らないそうだが、もちろん真の田舎人もまた東京タワーに登らないのである。あれは見上げれば十分だ。このあたりの心理は、おれがドラゴンものよりもロケットものを好むという嗜好とも関連していると思う。ロケット(打ち上げもの)とドラゴン(=打ちあがりもの)は似ているが、立ち位置がまったく違う。ドラゴンものの主人公は竜の背に乗り空を飛ぶ。ロケットものの主人公は打ち上げ管制所から昇って行くロケットを見守るのみ。わざわざ自分で空まで登ったところでたいしたことじゃない。けっきょく上にのぼればやることは決まっていて、それはつまり地上を見下ろすことだ。自分自身は飛ばなくともロケットものの主人公は雲をつきぬけ宇宙を見据えているのだ。どっちが優れているってことでもなくどちらも必要なのだが、どちらを選ぶかは嗜好の世界であり、それならおれにとって自明のことだ。

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おれが東京タワーに登るとき、それは実体としての東京タワーでしかないのだ。そんなものはおれの知っている東京タワーではない。もちろん、おれの知らない東京タワーもまた、メガストラクチャとして十二分の魅力は持っているわけだから、それはそれで登りたい気持ちはあるんだけど。まあ階段でだよな。エレベータとか信用できない。

田町駅

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山手線再合流、田町駅着。あとジンナーは絶賛営業中だった。つぶれてねえよ。でも今回はやめといた。やっぱ一人で行ってもおいしくないと思う。最低 3 種カレーを頼んでてきとうにつまみ食いしたい。二人以上で来るとしあわせ。できれば三人。めでたい日にでもまた行きたい。

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浜松町駅

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田町のつぎは浜松町。この先の道は、微妙に路線沿いに進めなくなっている箇所があったりするうえに、駅が地味ってことはないんだけど街が大造りになる関係で、うっかり一駅くらい飛ばして進んでしまうことがあるので要注意地帯。大雑把な方角感覚と記憶を頼りに川とか屋形船の店とか横目に見ながら進んで、無事浜松町駅発見。

ていうかやっぱ路上でノートひろげて更新してる関係で、けっこう外装とかデロデロになってきた。もうちょっと排ガスすくねえところを選んでれば多少はマシかもしれない。ずっとチャリンコのハンドル握ってるおれの手や指もあまり清潔とはいえない。帰ったらきれいに掃除してやらにゃいかんな。

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新橋駅

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あぶない。ちょっと迷ったかとおもった。浜松町駅を出て、次は新橋だったよなー新橋は山手外周側にゆりかもめの駅があるから、あっちのが捕まえやすいかなと思って一旦高架をくぐって外周側に出てしばらくいくと、ゆりかもめ汐留駅に出た。シオサイトオー。なんかまえ来たときは工事中ばっかだったけどいまはもうほとんど全部完成しとるんじゃねー、とか納得しつつも、現実に見てる光景に見覚えがないもんだから、やべえちょっと汐留とかいわれても新橋じゃないしちょっと困った、ひょっとして新橋並走して通り過ぎるかも?とか思ったが、いやいやそういうことじゃねえよゆりかもめの路線があるってことは、これ辿っていけばいずれ新橋到着だよ大安心だよと思い直して角を曲がった、ら、いきなり新橋。近すぎんだよおまえどういう計画してんだ。

さてこのへんでちょっと一服いれたいところだな。トイレは不要なんだけど、手を洗いたい。メシは、なんかどうでもよくなってきた。

有楽町駅

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当初漠然と予感していたメシ補給地帯でもあったので、どのへんがよかんべかなーとか内周どおりをぶらーっと走りつつ、ここぞという店を見出せないまま駅到着。走ってるときあんまどうでもよくなるんだよな実際。次でいいや、また次まで、今度こそ次、でもあと一駅がんばろうというかんじで。いっそ秋葉原デパートまでねばってひさびさにキジ丼でも食うかと思ったが、もうだめだいま 20 時過ぎてるじゃん。まあいい。次いこ次。

新橋出発するときに駅前交差点でガイジンに道聞かれた。なんか丸の内に行きたいらしい。英語はしゃべれんので単語と身振り手振りを駆使して「丸の内て東京の丸の内か?」「歩くのか?」「徒歩ではけっこう遠いぞ」「電車に間違わず乗れるか?」「金がないなら電車代くらい出すぞ」「じゃあがんばって歩け、東京はあっちだ、ここは新橋、次が有楽町で、その次が東京」とかなんとか。やー案外なんとか通じるもんだな。XBOX Live でガイジンに煽られまくった成果かしら。

東京駅

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着。駅前広場で更新。ビアホールっぽいのがあって、そこに惹かれたが鉄の意思でスルー。チャリンコでも飲酒はまずい。最近やたら取り締まりもきびしくなったっていうし。とっつかまります。いやそういうことじゃねえよ。捕まるからだめって考え方は、捕まらなきゃなにやってもいいって考え方に免疫力を持たないし、長い目で見てやったらまずかったことを無責任に(自分の行動の責任を社会に押し付けた状態で)やってしまう危険を孕む。常識と認識の大筋での合意が、実情に沿った個人のいきかたというものだ。その見地に立ったうえで、飲酒チャリンコはまずい。ていうかあぶねえしな単純に。

でもまあめし食おう。飯屋飲み屋の一帯をずっととおってきた関係で、おいしいごはんの匂いでだいぶおなか空いてきたんですよ。たぶんあすこ、まえにも食ったなか卯。あすこに行く。

東京駅付近のなか卯

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めし。豚どんぶり大盛りにこだわり温たまをのっけて食ったが、微妙に足りずビーフカレー並を追加。食うなーおれ。さすがに運動しとるから腹減るわ。食いながらネットつないで世界情勢とかも確認。といってもオタニュースのことだけどな。それがおれのセカイ系。うぜえ。雪風萌えアニメ化だと(http://www.comptiq.com/top_news/04_09/28_b.html)。それがどうした、おれには関係ない。

あと、なか卯に限らずだけど牛丼屋っておおむねあれなんだよなお手拭が出ないんだよね。メシ食うついでにそのへんのサービスも利用したかったのでそこは失敗した。まあトイレ借りるからいいけど。

神田駅

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東京駅抜けたあとの路線沿い内側は、郵便局んところで行き止まりになっちゃうんだよねーとか脳内マメ知識を披露しつつ迂回、再合流して到着、カンダー。このあたりから風俗呼び込みのにいちゃんが増えてくるから駅前であんま長時間更新しづらくなってくるかもな。神田だけかもしれんけども。ていうかこのあたりに入ってくると、山手一周ルート以外での散歩だのチャリンコあそびだので通った道とか利用したコンビニとか見覚えのある街角が多くなってくるので、そこいらへんも楽しみつつ移動。

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秋葉原駅

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九時半着だよ。おもったより時間食うもんだな。この時間っていうともう客は飲み屋以外だとだいたい帰ってて、店員さんとか店長さんとかがレジ閉めて店シャッターおろして売り上げを夜間金庫に放り込んで、さて帰って積みゲーとか HDD に溜まったアニメとかを消化すべえと駅に向かう頃合よな。と思って電気街をぶらっと見てみれば意外とまだひとが居て驚いた。あんまもう最近は 20 時で終わる街ってことでもないのか。いま秋葉原ドンキホーテ前から更新。

御徒町駅

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薄汚れた大通りなんかに用はない。暗闇と静寂の支配する裏通りを選んで御徒町へ。ていうか路線沿いは飲み屋とかが点在してて微妙にうざいし、かといって大通り側はまっすぐ行くと油断して御徒町スルーして上野に到達しちゃうしで、このへんちょっと影踏みをするような気分で経路選択を楽しんだ。

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上野駅

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御徒町駅の信号を渡るとアメ横に入り、アメ横を出ればもう上野駅。おれの地図上での御徒町-上野駅間は、アメ横にはじまりアメ横で終わっている。アメ横の、特に夜になると顕れる独特の猥雑さは、素人カメラ野郎を挑発するのだが、今回はあまりよりみちせずふつうにスルー。

ところでアメ横っていうとなんだろうな、おれ確か小学校三年のときに、アメ横でメカ生体 ZOIDSブロントサウルスみたいなやつ買った思い出がある。名前は覚えてない。店主はいかにもテキ屋風のあんちゃんだった。値段は数千円で、ガキのおれにとって一生ぶんの買い物のような気分だったのだが、まあそのあんちゃんはごくふつうにぞんざいに金を取って現品を押し付けて、さっさと次の呼び込みをはじめた。その荒っぽさやパイタリティ、そしてなにより金銭に対する世界観の違いから、おれにとって親でも先生でも近所のおばちゃんおじちゃんでもないような、社会上にあるふつうの大人というものへの認知がはじまったのかもしれない、とかいまおもったが、きのせいだろう。

ところで気のせいならいいんだけど、どうもさっきから微妙にポツポツ天から水分が降ってき始めてるようなきが。

鶯谷駅

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いつものように上野公園→お寺街側から抜けてくる道を選ばなかった関係で外周側から巡路へアプローチ、どこもかしこも Playstation 2 のロゴだらけのラブホテル街を抜けて鶯谷駅へ。ラブホテル街なのでもちろんかわいらしいお嬢さんとそれを得意げにエスコートするイケメンなどの組み合わせが一般的なのだが、それ以外にもなぜかグループ単位のギャル集団と頻繁に遭遇して興味深かった。

ところで上野から鶯谷抜けてしばらく(現在地は鶯谷改札から若干日暮里寄りの路地裏)、やたらとパトカーをみかけるんだけど、なんかいまやってんのかね。ていうかおれの目の前でちょうどパトカーが一台道を封鎖してんだけど。あ、いま去った。あとこの界隈とおるとき出くわすことのおおい猫集団は、今回一匹も見なかった。

そろそろ文章量が多くなってきたので更新ボタン押してからの処理がおもたくなってきた。32K ではこのあたりがきびしいなあ。

日暮里

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ラブホテル立国の鶯谷を抜けて出てきた日暮里駅前は一面に工事中。いま駅前だけど、工事してる作業員のおっさんが酔っ払いに絡まれてるよ。なんか顔見知りっぽい。がんばれにっぽん。アジア語のねえちゃんたち数組がそのへんの花壇とかに座って雑談してる。いい光景だ。二十世紀に生まれ二十一世紀に暮らせているおれはしあわせだ。

品川を越えたあたりからちょっとした違和感を感じていた左ひざが、東京あたりからちょっと痛いにかわり、いま若干痛いかなあという状態。全体的な疲労とかなら全然問題ないけども、部分的な痛みは支障になるから、ちょっときをつけないといかんかなあ。まあ「かなり痛い」になるまでには、池袋に帰り着けるだろう。

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西日暮里駅

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日暮里から西日暮里へ向かう途中、踏み切りで足止めを食ったんだけど、そのときなんかへんなかんじがしたので振り返った、が、誰もいない。気のせいか。またへんなかんじ。誰も居ない。なんだろな、おれは見たことないのでなんともわからんけども、この感覚を説明するには幽霊という言葉が適当なきもする。けどべつになんつーかおどろおどろしいかんじではないやつ。なんだろな、あんま害のない妖怪みたいなんでいいのか。とか思ってたあたりでれいによってパトカーが通りすがって現実に引き戻された。のぼりくだりの列車が通過して踏切が上がる。べつにそんな幽霊とか。おれが。

怪異は起こった。ていうか道まちがいかけた。知ってる風景だからこっちで OK とか思ってた工事中の交差点で信号停車して、まあいちおう念のためにと思って、横でひまそうにしてた警備員のおっちゃんに「西日暮里てあっちですよね?」と確認したら、まったく逆のほうを示されてドキっとした。ほんとだった。あぶないあぶない。なんかわけのわからん方向に誘われてた。さてはあのときの気配は本物であったか。

関係ないが、あの踏み切りを渡ったむこうがわで、ちんどん屋さんが営業してる現場に通りすがったことがあった。

田端駅

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西日暮里から田端への行き方は決まっている。沿線内側ののぼり坂を駆け上って、田端駅南口に入る。おれの中で田端駅の改札といえば、このちいさな南口だ。田端駅はわりと通るし乗り換えとかで降車することもあるが、駅から出るということはやったことがない。ので、自転車で来るときに、入るわけでもなくただ単に場所を確認して去るためだけの意義としておれの中の田端駅改札はある。で、いまんとこおれ南口以外ってたぶん来たことないんじゃないかな。いや一回逆側をみようと思って行ったことがあったかもしれない。おぼえてない。

で、その南口なのだが、おれの場合自転車といえばほぼ夜中と同義だったので、実は「開いてる南口」を見たことってあんまりないんだよなたぶん。一回は見てるはずなんだけどその記憶もいまはない。だから田端駅南口の、あいてる改札口を見ようと思って見れたのは、今回がはじめてってことでいいかもしれない。

あと、しばらく前から更新かけて反映されるまでのあいだ月をながめることにしている。今日はじめて月に気づいたのは秋葉原の手前、おれが秋葉原周辺でいちばんきにいっている場所であるところの、あの歩道橋の上だった。

駒込駅

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駒込着。駒込駅までくれば残るは巣鴨-大塚-池袋であり、しょうじきいってこれはもう全体の八割どころか九割がた達したも同然。だがもちろん油断はできない。九割からが真のはじまり。家に帰り着くまでが遠足です。あとこのあたりから路線沿い走行を堅守しようとすると道のアップダウンが激しくなったりならなかったりするのでそこらへんにも注意。でももう繁華街といえば池袋を残すのみという印象なので気楽。ひとごみは坂道より疲れるよ。コンクリートジャングルの真に厄介なところは、そこに多数の人間がひしめきあっている点なのだ。

あとさっき田端駅南口で更新してる最中に左足の中指あたりを蚊に刺されたっぽくて痒い。ざけんな。おれは自転車遠乗りんときは真冬でもサンダルなんです。それがおれのユニフォーム。だっておれはスタンダードな人間だから(← by 押尾学氏)。どうでもいい。次いこ次。

巣鴨駅

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相変わらず黒いな駅看板が。

ぜんぜんアップダウンなく来れたよ。なんだよおれの記憶あてにならねえな。なんかがんばって経路開拓したときの苦い記憶が輻輳起こしてるのかな。あ、ていうか苦労したのは逆側のルートの時だったかも。ともかく残るは大塚-池袋、ここまでくれば以下略。

あと天気の件だが、きになったので数駅前からときどき空模様を確認してみたところ、どこにも雨雲の気配なし。きのせいだったっぽい。またはあれだな上野駅空調機っぽい大型機械の脇で更新してた関係で、細かい水の飛沫が飛んできてたのかも。

大塚駅

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下り坂が一回あってあとはおおむね平坦。大塚駅着。いま通り過ぎてまた坂道あがった橋のところから更新中。もう池袋砲台(あのポリゴンくさい焼却炉の煙突)も間近にみえるよ。目と鼻の先。あと一呼吸でおれは池袋に着いている。

膝の痛みは徐々に増しているので慎重に、のぼり坂は降りて押すようにしている。かなり痛いの手前くらいで到着できそう。それにしても、もう 23 時半まわってんのか。けっこうかかるなあ。

池袋駅

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池袋駅東口着。ビールのみたい。

いま東口の、元へんな銅像前、現タクシー停車場前から更新中。ていうかこの時間だとアニメイトはおろかまんがの森とらのあなジュンク堂はもちろんのこと芳林堂コミックプラザも閉まってるじゃんよ。はやめに帰りつけたら漫画かオタグッズのひとつでも買ってかえろうとおもってたのに。まあいい。ともかくひさびさの一周。約八時間かかった計算か。日中開始ってのと、あと更新しつつってのと、あと途中でめし食ったりとかで予想外に時間かかった。けどまあこれはこれでよし。いちおう IWGP ではじまったので IWGP でしめよう。ブクロサイコー。

おうちかえる。シャワー。ビール。