Briefing
ハードウェア仕様に合致したソフトウェア仕様は(結果的には)美しいはずなのだから、「手段のための目的」には肯定する余地もある、ただし、それをするひとがオタならば。
- 状況
- 最近自転車遠乗りをしていないので、すべきである。
- 最近あんま外でデジカメ使ってないので、使うべきである。
- はてなダイアリの入力支援機能「*t*」をつかえば、post した時刻が自動で記録可能である。
- リアルタイム更新あそびが容易である。
- ノート PC と AirH" を持っているので、路上からでもネット接続可能である。
- ノート PC のバッテリ持続時間も実測 5 時間程度(AirH" 使用)であるから、かなり余裕をもった運用が可能である。
- 窓あけて空をみたかんじ、今日は晴れている。
- 作戦
- 山手線沿線を池袋から自転車で内回り方向に一周して池袋に戻る。
- デジカメを携行し、各駅前到着時に風景を撮影する。
- ノート PC を携行し、各駅到着時にはてダになんかてきとうに post して、タイムスタンプを押す。
- 撮影した写真は、帰宅後に自宅で整理して、後日はてダに挿入する。
- 手間と時間を省くため、リアルタイム更新時はフォームの上部に追加する形式とし(新→旧順)、写真挿入作業の際に入れ替えを行う(旧→新順)。
- また、立案から実行までに予備時間がないのはいつものことなので、この文章を含む諸々の整形作業は後日行う。
- 前例と新要素
- 山手線自転車一周(02/09/04)
- http://matakimika.at.infoseek.co.jp/gfx/020904.html
- これに限らず、ただ単に自転車で回るだけ・写真を撮りつつ回るだけなら、既に何度かクリア済。
- ただこれまでは主に混雑時間帯を避けた夜間に行っていたため、昼間の山手線一周には多少の不安要素がある。
- また、もちろん更新作業を行いつつの移動には経験がない。
- 更新しつつの山手一周は、@Nifty デイリーポータルの林雄司氏によって 02/12/23 に達成されている(http://portal.nifty.com/special/1223/)。
- はてなダイアリー OFF 会 vol.1
- http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040717
- 屋外・リアルタイム更新については運用可能であると確認済。
- 今回はこれに加えて、ただ屋外であるだけでなく路上、かなり劣悪なコンディション下での更新作業、心身の疲労、また道中での接触や転倒のリスク等がある。
- まったくやったことのない試みではなく、すでにやったことのあるもの同士を同時にできるかどうかの試みである。
- 山手線自転車一周(02/09/04)
- 装備
- 自転車(ママチャリ)
- 普段着
- サンダル
- 財布(3,000 円程度)
- ジュースやメシ等、1,500 円ほど使うかもしれないと想定。
- デジカメ
- 記録メディアは SD カードで 128MB、電池はフル充電状態。これまでの運用例から電池切れも容量不足も心配していない。
- ノートPC(+ AirH")
- AC アダプタは、どのみち電源ドロでもしない限り使う機会がないので携行しない。予備バッテリ等は持っていない。どのみち携行重量軽減を取るので持っていかない。機器類については無補給での行動を前提。
- バッグ
- 背負えるやつ。ノート PC 入れる用。普段は手提げ袋なのだが、今回それだとさすがにあぶなっかしいので。
- ノウハウ
- 参考
- 山手線をマピオンで見る
- http://www.mapion.co.jp/c/f?el=139/44/21.621&scl=250000&size=954,768&uc=1&grp=MapionBB&nl=35/40/51.468
- つぶれたハート型みたいなかたちしてますよ
Debriefing
作戦目的は達成された。
- 評価
- 自転車
- ハンドル幅が狭いので、以前のチャリよりちょっと疲れやすい。
- 腰の疲労を心配していたが、あまり問題なかった。おれもいいかげんおっさん化してることだし、あと数日様子をみないといけないかも。
- 大筋で問題なし。長距離を走ったので後日メンテナンスする必要がある。
- 写真撮影
- 今回撮った写真をどう扱うかについてわりと中途半端にはじめてしまったので、作業として散漫になってしまった。次はこれについても明確な目的を設定しといたほうがいい。
- リアルタイム更新
- とりあえずやり遂げることができたので及第点。
- 更新作業もある程度最適化できた。
- 駅付近の人ごみを避けた場所で素早く駐車、スタンドをおろして自転車を平行固定(サドルを PC 用の簡易机にする)。
- バッグのスリングから片手だけ抜いて、ノート PC を取り出す。
- ノートを自転車のサドルに置いて更新作業(立って行うことになる)。
- 更新終了したらノートをバッグに戻して背負いなおす。
- 自転車のスタンドをあげて発車
- 更新終了したあとすぐにまた編集画面に入りなおし、その状態でノートを閉じるようにしておけば、次に開いたときすぐ入力作業にかかれる。
- ネット接続のタイミングが問題で、一秒でも無駄にしたくなければ入力中に接続しておくのがいいが(並行することで時間を節約できる)、AirH" にノートの電源を食われるのが心配な場合は更新時以外接続は切っておいたほうが無難。このあたりの処理で意外に時間を食ってるかんじだったので、まあ電池の状態にあわせて柔軟に運用すべきところか。
- 一日の文章量が多くなってくると、32K 接続の AirH" だとかなり通信に時間を食うようになっていった。まあここはしょうがないところか。問題ではあるが、解決する必要はない。どうしてもという場合は日付を変えれば対処可能。
- 自転車
- 展望
- 写真もリアルタイム更新
- 今回は写真を見切ったので山手線一周とリアルタイム更新を無理なくやれたが、撮った写真をその場でリサイズしてアップロードして更新となると、かなり更新にかかる作業負荷が高くなる。装備の軽量化やツール類の強化によってある程度負荷が軽減できれば、同じ条件での写真を含めたリアルタイム更新も現実的になるかなとも思うが、いまんとこ考える余地はあまりない。
- 写真を含めた屋外リアルタイム更新は、場所固定の条件下でテストしてみるといいかもしれない。なんか河原とか山とか。
- 複数人でルールを設けた屋外リアルタイム更新
- 写真もリアルタイム更新
けっきょく帰って速攻風呂入ってそのあと、ビール買ってくるの忘れたので、家にあったジンを烏龍茶で割りつつソセジを炒めて食いましたよ。あんま合ってる食い合わせではないのだが、うめえー。空腹は最良の調味料と沢庵和尚も言っている。