最近の読書 - 涼宮ハルヒ関連

よーしおれも谷川流氏作品を特別読む必要のない側の人間だが一応教養としてハルヒを押さえておくぜー、というかんじで、ようやく、ついに、果たして、ザ・ビックバトル、涼宮ハルヒシリーズを読みはじめ。一巻は五年ほど前に読んでるんだけど、そのときはつまんないとしか感じられなかったので、続きを読む気が起きなかったのだよね。でも読むぜ。先のほうはおもしろいっていうし。おれのラノベ読めない病はべつにハルヒにはじまったことではないのだけど、ハルヒ読めない病をやっつけることができれば結構自分内トロフィーとしては大きいから、今回はがんばっておもしろくなるあたりまで進める予定。

• AURA（http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080803#p2）のあとにハルヒ読むと、なんともいえない気分になるね。新時代とは旧時代を旧式化させる力のことをいうのだみたいな。まあその力にも強度問題はあるから、べつに AURA のあとにハルヒを読んでもいいわけなんだけど。ちょっとしたむずがゆさと、時間を進める速度感の容赦なさみたいなものを考えたりはする。
• じつは今回ハルヒに取り掛かる前に「乃木坂春香の秘密」の一巻を途中まで読んで「げんかいだー」と挫折したりしていて。乃木坂のあとに読むと、五年前あれだけ退屈だと思ったハルヒが面白く読めてしまうのは…。感情は相対的だわってかんじだ。
• でもやっぱキョンにはイラつくな。ハルヒとみくるがじゃれあっているとき、みくるが嫌がってんならお前が止めろよとしか思えん（←キョンのメンタリティて基本的には「スクールデイズ」の誠と一緒だよね）。この「無責任な立場さえも与えられた役得享受感」から、やっぱりこの世界ハルヒのものじゃなくてキョンの欲望にあわせて夢邪鬼が作ったとしか思えんのだ。全部「ハルヒのやったことだから仕方ないし、おれに責任はない」だしな。特等席のマグロ。
• 大発見！普通に読んでたらイライラするハルヒだけど、脳内 Greasemonkey で「キョン」を全部「キュンポ」に置換したら和やかに読めちゃうのですゾ、敬礼！出た！敬礼出た！得意技！敬礼出た！敬礼！これ！敬礼出たよ〜〜！

あと、再読してみると妙に火浦功氏作品っぽい味わいだ。初見のときには全然そう思わなかったんだが…。