matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

最近の読書 - 涼宮ハルヒ関連

二巻まできた。

  • え、いきなり半年後?マリみてみたいに終盤へ向けて bullet time 状態に近付いていくんじゃなかろうな。いやあんな多作じゃないから、いいのか。
  • やっぱ読み進めるうちハルヒの作者が火浦功氏にしか思えなくなってきた。考えてみれば「やれやれ。」とか火浦台詞としか思えないし、古泉みたいな相棒っていかにもだし(主人公が辰吉、古泉が銀次、ハルヒが絵里、で下北沢に探偵事務所、とかあんま違和感ねーし)、強引な女子に引っ張られるのも火浦功だし、辰吉の独白はいまにしておもえば結構くどかったし。なんといってもハルヒの能力って「そしてそのようになった。」の火浦節じゃんなー。
    • …とはいっても、ハルヒは全然火浦氏作品のようではない。火浦氏作品同様に、ある日突然地球がでっかいカンヅメになってもおかしくない世界ではありつつも、そうならないよう食い止める側に主人公の立場があるという点で異なる。ワンダーへ向ってゆく世界にフリーライドしていくお気楽さが火浦氏にはあり、ハルヒにはない。時代の気分が変わった、という読み方でいいんだろうか。なんかそれも大雑把なきがするけど。
  • ところで二巻は読んでてふつうにイラつく。一巻の比ではない。この集まりは明らかにつまらない。グループ目標の設定を失敗している。ようするにこれって「他人の失敗した OFF 会のやたら詳細なレポートを読まされ続けているかんじ」に近くて額から脂汗がにじんでくる。当然そこには「ある意味でのおもしろさ」みたいなものも含まれるんだが、そんなもんラノベで読みたいのかっていうと微妙。世界は投げ遣りさに満ちている。ハルヒは明らかにやりすぎだ。そしてこれがまたおれを苛立たせることに、キュンポが殴りかかるタイミングが遅い。キュンポの野郎に私憤はあるけど義憤がないので、「正義感から殴りかかるべきタイミング」でなく「自分にとって不快だから殴りかかるタイミング」で動いている。そこでようやく動くんじゃおまえもハルヒの同類なんだよみたいな。似た者同士おにあいねって話か。むーん、高校生の倫理、か…。