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最近の読書

新春早々古橋秀之ソリッドファイター 完全版」…といきたいところ、物理的な重さに耐えかねたので文庫の「麻雀放浪記」を再読。いやー登場人物ことごとくひどい。こいつらほんとクズ。でもかっこいい。なんとなく手に取った四巻(番外編)から読んでるんだけど李億春は本当痺れるような男だね。遅れてきた博徒というのか。98 ページから引用すると、

黒手袋の李億春という男の特徴は、生きるということに関してまったく無責任であり、自分の生に意味づけや値定めをして、みずから慰めようとしないことである。

おそらく、無国籍者という彼の生まれながらの条件が影響していよう。李にとってこの世は、喰って、生きてる、或いは生きた、というだけのもので、したがって彼の一生には、喰うために争った、ということ以上の重要なモメントはない。そうして、生いたちはちがうが、私も李億春と共通した部分があり、李に対して今日に至るまで一片の感傷を抱いている理由になっている。

四巻の大部分は、李の魅力で出来ている。本編に登場する人物たちとの絡みも見たかったような、これはこれでいいんだと思っているような、モヤモヤした気持ちだ。