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最近の読書

本日は北方水滸伝文庫版八巻の発売日であるから、本屋行って、買って、読んで、読み終わった。おもしろかった。そのまま二周目へ移行。作中の人物が「替天行道」を読むような温度ではないが、新刊が出たら二回読むという慣習が定着してきた。

八巻は祝家荘の戦い。山場だなこれは。模様もだいぶ複雑になってきた。開封と北京と南京の三角形の中に梁山泊と双頭山と二竜山という三角形があって、さらにその中に李家荘と扈家荘と祝家荘の三角形があるという。いろんなレベル・レイヤで青蓮寺と梁山泊が互いにバシシの応酬をしているかんじか。いよいよ禁軍が動き始めたし、今回の青蓮寺は本気で梁山泊を殺す気で仕掛けている。それらに手の内を見せたり隠したりしながら対抗してゆく梁山泊軍の戦術が熱い。対祝家荘戦は膠着してひともバタバタ死ぬ。王倫時代から梁山泊に居た面子はこれで全滅ではあるまいか。こんなに死んで大丈夫かと読んでて心配になるくらいの勢いなので、死による喪失感も大きい。そして膠着を突破したあとの展開の速さはさすがだ。ここいらあたりの呼吸は、北方氏の全共闘時代の実体験が生かされているのだろうかな。

そして林冲大ピンチ!という幕引き。次巻が楽しみすぎる。どうかなー死ぬんかな林冲は。これまでの感触だと林冲ほどのキャラクタでも死んでおかしくないノリで北方水滸伝は進行していると思うが、まだわからん。林冲には公孫勝との絡みもあるからな。ツンデレ公孫勝林冲に借りを返すチャンスだ。でもそのかわり公孫勝が死ぬという可能性もあるな。あるいは公孫勝がんばるけど結局助けられないってのも十分あるな。どっちも死ぬはさすがになさそうだとは思うけど。まあわからん。新書版買ってくればすぐわかる話だがやめとこう。文庫版九巻発売の六月末まで待とう。いつもは毎月 20 日頃なので、ちょっと待ち遠しい。おれも M さん同様 20 日頃無意味に本屋をウロウロしそうだ。また一巻から最新刊までを読み直すスケジュールを入れて、間を持たせるのもいいかもしれない。