ビューティフル塊魂

T から借りて一応最後まで見た。塊魂は一作目のアイディアがなんといっても勝利だったなー、みんな大好きはそれを拡張し整備したかんじかなー、というかんじの認識。AC シリーズ同様、特に代わり映えがしないのであれば 360 で新作が出ることに大した意義は感じない。

• なんかタイム制限が厳しい。あんまきもちよくない。
• マップデザインはアイテム配置覚えによる攻略性強化の方向か。これもいまひとつきもちよくない。
• ゲーム中に体感できるブレイクスルー感が薄かった。この場合のブレイクスルー感とは「なんかボコボコボコっと一気にたくさんのものを巻き込んで予想外の短時間で一気に塊が巨大になる」という瞬間のこと。たぶんアイテム配置の関係で、適当にやっていてもなかなかそれが起きず、ちゃんと経路を意識して次々にブレイクスルー感を連続させるように意図していく、という攻略性の付加が、360 版のテーマなのだろう、というのが、つまり上記のきもちよくない感を総合した推測。おれはヌルくあるべきだと思うゲームについては徹底的にヌルゲーマーなので、適当にやっててもゲーム中何度かそのての「おおおっ？」という瞬間があるのが塊魂の魅力だったかなーという気がしてしまう。
• スケール拡大によるモード切替のシームレス感はそれほど向上していない。処理としては向上していると思うが、デザインとしては変わらない。そこが抜本的に整備されていれば、「おお、確かに新世代の KATAMARI だ」と感動したと思う。
• アイマスで味をしめた NBGI 社のマーケットプレイスバラ売り商魂については改めていうまでもなし。でも「ちまちまアイテムリスト埋めるのかったるいから金払って全部集めたことにしてよ」系の商売は、各社こぞってあこぎになってよい方向だと思う。

塊魂は、チュートリアルのあとは最終面だけやればいいゲームだと思っているので、最終面に至るステージにはかったるさが付きまとう。そこをなんとかしたうえでうまい商売のやりかたにもっていっていただきたいなーというのが願望。