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最近の読書

070908 | 秋葉原

水滸伝の新刊が出ていたので金曜に買って、読み終わった。おもしろかった。これまで延々名前だけ出ていた呼延灼がついに登場、梁山泊と戦い、しかも勝つ。なんか微妙に今回は勝てないかもわからんね的に描かれてはいたけど、まさか晁蓋率いる本隊がいきなり負けるとはな。李富が二竜山で敗れたように、聞煥章が祝家荘で敗れたように、梁山泊も負けるときはあっという間に負ける。徐々に負けていくということがない。戦い自体はかなり丹念に描かれ、有利不利を含めて互いに勝ちに行くために戦術を駆使するのだが、均衡していたものが崩れたら、そこからはもう止めようがない勢いで決まる。実際そういうものかもしれんなと思う。あるいはそのへんが、北方氏が(キューバ革命を遠望した記憶でなく)学生運動における体験から得た実感ってことかもしれない。洪清も繰り返し「勝負の機は一瞬」という。それは格闘技の話だが、たぶん集団戦においても同じだろう。

あと、北方氏のキューバ革命すきすき話関連のドキュメントがネットにも公開されていたので引用。

ゲバラは、私が学生のときは生きていて、ボリビアで劇的な死を遂げたという事実がバンバン入ってくる。非常に近い形としてキューバがあったんですよ。『水滸伝』には晁蓋(ちょうがい)と宋江という二人のボスが出てきますが、晁蓋宋江ゲバラカストロの関係です。梁山泊キューバ島、梁山湖がカリブ海、宋という大きな国が、アメリカ合衆国という想定のもとに書いたんです。

とかなんとか、いろいろ語っている。