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最近の TV

北方謙三氏による北方水滸伝解説番組があると、まみや氏の日記(http://d.hatena.ne.jp/diekatze/20080823#1219500304)で事前に知っていたのでその日から「知るを楽しむ」を録画し続けていたのだけどおもしろいね教養番組は。CATV 契約していた頃は「もうなんかチューブでがんじがらめ&ピンク色の羊水ベッドに漬けられてディスカバリーヒストリーチャンネルを交互に見続けるだけの MATRIX 電池化した人生でもいいや」とか思っていたものだ。残念ながらやがて首の後ろのケーブルを引っこ抜かれ、2199 年の現実に引き戻されるわけなのだが、まあそのへんの話は置いとこう。ともあれ、最近アニメ以外の番組を録画している。いやほんと基本的にアニメ以外録画しない自動機械としてしかメディアセンタ PC を認識していないので、実写番組も録画できるというのは、理屈のうえでは当然ではあるが、いまだに慣れない。オリンピック時期にオリンピック番組とかを録画していれば意識が変わったかもなー。次あるとすればチャンスはワールドカップか。

で、「「水滸伝」から中国史を読む」の第一回が放映されたので視聴メモ。

  • 番組中に重大なネタバレがあるので、北方水滸伝未読のひとは、読み終わってから見るべき。
  • 基本的には後書きや読本で読んだ内容の繰り返しになるだろうと思う。ファンとしてこの番組を見る意義は、北方氏本人による映像付きの語りであるという部分。
  • 水滸伝には小説としての最大の欠点がある」という話が出て、おれは当然そこに続くはずの「話がまとまっていないこと」を予想したんだけど、北方氏はそっちじゃなくて「最大の欠点は招安を受けることだ」と言ったのがおもしろい。北方節としかいいようがない。
  • 北方先生の顔がフェイシャルアニメーションのサンプルに見える。ていうかなんか吹き替え映像っぽい。
  • ロケ地がよくわからん。どっかのバーとかそのように見える。喉が渇いたなら酒を飲めばいいじゃないというサブリミナルだという気がしなくもない。
  • いやしかし、延々キューバ革命学生運動を語ってるなー。「中国史を読む」て看板はどこいった。いや構わんけど。この調子でどんどんキューバ革命学生運動を語ってくれてよい。
  • 番組の場つなぎに、中国で制作されたらしいドラマか映画か何かの水滸伝の映像を使っているのだけど全然合ってない。全体的にセットや服装とか安いし、映像もショボいし、虎との格闘シーンとかモロにぬいぐるみだしなー。梁山や開封の様子を撮影した、NHK が自前で準備したっぽいソースは良かったけど。
  • でも、北方氏の視線が明らかにキューバ学生運動に行っているところで、編集スタッフのひとがいっしょうけんめい「中国史ですよー、歴史に好奇心なのですよー」と映像面でなんとか番組としての体裁を整えようと努力しているのだろうと思えば、これはこれで良いではないかという気分に。

第二回も楽しみ。