Blue Dragon
もちろん 2007 年のおれが据え置き機でコマンド入力 RPG を買うことなどあるはずもないので、ひとが遊んでるのを見た。なんかわりとよさそうだった。動いてるゲームによって受ける印象の違いなども新鮮だった。まるで XBOX 360 が PS2 のようだ。印象補正材としては、360 を SD な 4:3 の TV につないでるのを、ほとんどはじめて見たことになるってのもあるか。あーこうしてみると Blue Dragon も、実際自分で触ってみれば多分よさそうではあるんだよなやはり確かに。けどこの良さはもうおれにとって必要なくなった良さなのだよな。ふるきよきというものはあると思うが、不自由を慰める仕組みとして成長したジャンルには、自由になったあと郷愁以外のものを見出すのはむずかしい。
けどなんとなく SQUARE ENIX 社製品の、むかしのやつを携帯ゲーム機で一本遊んでみるのは悪くないかなというモチベーションにはなった。おれの場合だと WSC「魔界塔士 SaGa」だな。あのテキスト文芸が現代のおれにも完璧に通用することは確認済みだ。よしやろう。Blue Dragon は SQUARE ENIX 社製品ではないし、SaGa シリーズも坂口氏関連作品というわけではないけど。