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日曜アニメ特撮時間

夜中から明け方にかけて月を見るのに忙しく、今週の日曜アニメ特撮時間は寝過ごしたのだが、そこは科学の力がセーフネットとなる昨今である。Windows Media Center ばんざい。ボウケンジャーとカブトとマイメロは録画してあったので見ることができた。ていうか最近明らかに XBOX 360 を WMC のフロントエンドとしてしか使っていなくてやばい。落ち着いた環境を獲得したので携帯ゲーム機の出番が減ったまでは想定どおりだったが、アニメ環境がゲーム環境を上回ってドライブしてしまっている。

  • 轟轟戦隊ボウケンジャー
    • 今日のレッドは(いはゆる、メディア上にみられる、類型としての)アキバ系の格好をしていた。いいかげんキャラをいじりすぎているきらいもあるな。要調整か。まあシリアス話に展開すれば即座に持ち直すのだろうけど。
  • 仮面ライダーカブト
    • ゼクターに、最後のワームを倒すまで使用者を踊らせ続ける赤い靴!いつか資格者の意思を超越して暴走する!的な設定が追加される(全然関係ないけど「赤い靴」関連妄想→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20050731#p2)。第一にハイパーゼクターを獲得したことによってまたひとつ物語に対して超越しかけた天道に掛ける枷として、第二にやがて訪れる破局の形を予期させる設定として、なかなか良いタイミングとインパクトを伴う情報公開といえるだろうが、それがどの程度浪花節的に展開してくるかによってオタの評価が割れる要点にもなろう。ライバル関係でいうと、昭和ライダー路線のどれかというよりは、超人機メタルダーにおける剣流星&北八荒的な…いやそれもちがうな。天道と加賀美はどっちもライダーだしな。あれが双方向になっているかんじか。
    • あと、暴走した結果どちらかというと融通が効かなくなって「弱体化している」ように見えるのは、まあストーリー上の都合もあるのだろうけど、問題といえば問題か。もっとなにか余計なこと考えなくなってやたらキレるかんじだと暴走っぽい気が。いまのところ、赤い靴モードのゼクターよりも、天道本人が戦っているほうがその能力を活かせているってことなのだろうけど。
    • 矢車界隈の、あの「勝ってもうれしくなさそう」のかんじが世紀末ライト耽美ノリを懐かしむ雰囲気でむずがゆい。KOF の悪そうなほうのチームとか、NIGHTHEAD あたりの深夜ドラマノリというか。どちらにせよネイティブがどうのといったあたりの真相と接近するにつれ彼らの必死度も上がっていかざるをえないのだろうが、当座のところはこのノリを楽しんでおくのがよいのだろう。
    • いままで気付いてなかったけど、カブトは、カブト虫というストロンガーからの継承だけでなく、シリーズ最強ともいわれる「おれは太陽の子!仮面ライダーブラッ!アーッ!エッ!」のノリも継いで居るわけだな、天道だけに。最強遺伝子は全部集約してありますというか。
  • おねがいマイメロディ くるくるシャッフル
    • 今回は悪役側が立ち直りつつパワーアップする話、なのだが、みんながんばってよかったね的にいい話にまとまっていて、まじで複雑だなと思った。こういう回路とどう向き合ったらいいのかよくわからないのは、おれが昭和の時代に物心をつけたからだと思う。現代に生きていくのはむずかしい。なにかブログ作法みたいなものとも通じている気がする。

関連する過去日記を抜粋。

マイメロ世界には善があり悪もあるが、それは世界住人たちのありようと無関係で、それこそがマイメロの素晴らしさだ。善良なキャラクタでも悪のパワーに加担することがあり、クロミとかどう考えてもいいヤツなのだが割り切ってしまうと悪の使者ということになる。振る舞いと立場は等しくない。世の中は複雑である。それを常態として進行する。いろいろと考えさせられる。

なんだかおれが見る回はだいたいクロミが勝ってて、このアニメだいじょうぶかなーと思わんでもないけど、べつにマイメロクロミの対立に仮託されているものは、それが単純な世界の善悪や命運というわけでもなさそうというか、どっちが勝っても世界は悪くならないような気までしてくるから不思議だ。

以前にマイメロのような作品がなかったかといえば、たぶんおれが知らんだけでいろいろあるのだろうが、マイメロはその方面について、おれにとってはいろいろきっかけになったアニメということになるかなあ。最初は「アニメ版ギャラクシーエンジェルのあのへんなノリがそのまま女児向けに落ちてきたへんなアニメ」としてしか見ていなかったのだが。いまでは立派にそれ以上のものになっていると思う。