アニオタ活動:桜蘭高校ホスト部
アニメ鑑賞強化の一環としての集中鑑賞シリーズ第二弾。今日のところは半分くらい。残りはまた今度。
- 俗称「おっさん向けハルヒ」。若オタ向けハルヒは「涼宮ハルヒの憂鬱」のほう。なんで「桜蘭高校ホスト部」というタイトルなのに「ハルヒ」かというと、ヒロインの名前がハルヒだから。いちおう放映期間中飛び飛びで何話かは見ているんだけど、今回は特訓ということで最初からまとめて。
- おっさん向けというだけあって、おっさんのおれにはずいぶん見やすい、アニメ体力低くてもスイスイ見れるかんじの良いアニメであった。原作未読なので対比するとどんな具合か知らんけど、アニメ版ではそれなりの絵柄感を出すことに成功しているように見え、これぞというようなカットがあるかんじでもないが、作画も高いレベルで安定している。
- 「LaLa」連載の少女漫画のアニメ化ということで、女子っこ人気と白泉男児の援護射撃を獲得しつついい具合にアレしていきたい!てかんじなのかなと思いつつ見た。けどどうもアニメ版は男子向けカスタマイズをがんばりすぎて女子人気イマイチなのでは?という指摘。そうなの?
- というわけで、機会があればその界隈に明るい女子のひととかに感想聞いてみたい。
- ようするに(男オタ向けカスタマイズとして)ハルヒのかわいさをストーリーの前面に展開しすぎていて行間や余白に妄想する余地が少ない、またはホスト部を妄想材としてみたときにハルヒの存在感が(ほかのキャラクタに対して)出すぎていて邪魔、あともしかしたら原作ではわりと腐女子エンジンをドライヴさせるシチュエーション材をわりかし突っ込んだところまで展開させてるけどアニメ版はそこいらへんが(表現の問題もあり)鈍化しているとか、みたいな話なのかなと理解しているが、どういうもんかな。最近の女オタもクラスタが激しく分かれているはずなので、立場毎に抱く印象がまったく違うはずで。
- これもまたひとつのセレブ話ではあるが、そういった「金持ち社会が舞台のアニメを貧乏人のアニオタが見る」といった状況下にある「無罪の毒」度でいえば「ワンワンセレブー それゆけ!徹之進」のほうが明らかに格上だなと思った、が、まあそこはべつにおっさん向けハルヒを語るうえでのポイントにはならないよな。
- ハーレム作品としてみた場合、ちょうど「天地無用」の裏返しと見ればいいわけかなと思わなくもなかった。男オタ向けハーレムの典型例としては「女有能スペシャリスト集団に迷い込んだ男無能ジェネラリストが無闇矢鱈と惚れられまくる」みたいなのが挙げられるが、この「有能 / 無能」を「金持ち / 貧乏」に置き換えて、男と女を置き換えたかんじ。ただ、ハルヒはジェネラリストとしてけっこう有能なんだよなたぶん。基本的に特待生になれるくらいには学力があり、メガネをはずすと美人でもあり、もとからスペックが高い。素直に逆ハーレムものとしてハマっていきづらいのではと言われている要因には、そういう点にあるのかなと理解しているんだけど、ちがうかも。もうちょっと考えたい。
- メガネくんキャラが予告ナレーションをしていた回で「次回おうらんこうこうほすとくらぶ」と言っていて、あれタイトルは「ほすとぶ」なんじゃ?むかしのルパンの人称ブレみたいなのっていまでもあるの?とか思って確認してみたら、公式(http://www.ntv.co.jp/host/)の「桜蘭高校ホスト部」の横に「おうらんこうこうホストクラブ」とルビが振ってあった。なるほど正しいのかーむしろこういう部分でキャラ出しかー隙がねえーと思った。