最近の読書

しばらく前になるが「鉄鼠の檻」を読み終わっている。おもしろかった。最後のあたりは一息に読んだ。やたらブツ切りに読んでいた部分を停滞とすれば、解決に向かう怒涛の展開を継ぎ目無しに読めたというのは都合よかったかもしれない。気力を失っていたキャラクタたちが次々と立ち直っていき、分断されていた状況がリンクして、ついに京極堂が立ち上がる。もえるねーこれだよねー溜めて溜めて溜めて爆発というか、散らして散らして散らして集束というか。ドラゴンランス戦記六巻後半でようやく本領発揮のレイストリンというか。内容に関してはうまくまとまらないので後日感想。非常に興味深いことがいろいろとあった。主に禅とかそれ関係の文章が。禅自体は不立文字であるというから「鉄鼠の檻」の中で禅に関して書いてある文章を読んでも禅についてはわからないことになるが、まあおれがおれについて役立てたいなにかが禅である必要はないわけだから問題ない。というかようするに「求道としてのオタスタンス」みたいな話として理解の取っ掛かりに使うには便利そうだということだったんだけど、そんなことぼんやり考えてるあいだに世間ではオタクが死んだりとかして生き馬の目が抜かれているなあとしみじみする。

あと「和風 Wizardry 純情派 <祭>」を買った。PDF 版は結局半分くらい読みすすめていたので、残り半分を本で読むことにしよう。