最近の漫画
風邪ひいてウンウン唸りつつ読んだオタ漫画とか。
- 神のみぞ知るセカイ
- タイトルがキツくてこれまで「いやー結構っすわー、十分すわー」みたいなかんじで避けて通ってきたんだけど、思い立って読んでみたら、思ったよりおもしろかった。内容はタイトルほどエキセントリックではない。ふつうのラブコメだよ。カップル成立までの短篇の連続という意味では、BOYS BE 系の変化球といえるのかもしれない。ただし「女は毎回違うけど男側の主人公が設定的にうまいことやって固定」というのが新しい。
- 告白までこぎつけた記憶が自分側にしかない、という状況の積み重なりを「三次元女になど興味ない」という設定だけでスルーし続けてる主人公が凄いね。これ普通だったらトラウマとか SF 的な題材になるところだよ。ななついろドロップスとか。時をかける少女とか。いずれ彼も三次元(←といいつつ彼にとっての「現実」は我々からみれば漫画であり二次元なあたりが実にこの漫画の出口のないどうしようもないところだ)側の事情につかまる日が来るのだろうか…。
- ココにいるよ!
- 一巻表紙の塗りが妙にシンカイマコティック影響下くさい(べつに直接的なリスペクトとかは感じないけど、なんとなく「あれ以降」の塗り方っぽいかんじ)、という理由で気になっていた少女漫画。ヒロインの名前が「ひかげ」でそりゃーきついわと思った。キャラ名でヒカゲというとおれが知ってるのは「夜刀の神つかい」以来だよ。せめて「こかげ」とか…。
- ブログやってる地味系女子がクラスの王子様的な男子に見初められて…みたいな話だった。内容はまったく予測してなかったので、読んでみて意外。…という部分を飲み込めばそこから先の展開に意外性とかは無いけど楽しく読める。ただ、二巻で軽くいじめっぽくなった状況が嗜虐性ベースで解決されていて気になった。「溜めて溜めて溜めて、ここでスカッとしたい!」みたいな感情に向けて描いてあるかんじというか。そういう回路でまわしてるかぎりいじめって無くならないと思うんだよなー。「悪いいじめっこ一人」を浮き上がらせて排撃する場面にカタルシスを得たいとする欲望を想定するのって、なんか希望がないかんじするなー。
- ふしぎ通信 トイレの花子さん