最近の漫画
- 遠山えま「わたしに××しなさい!」を二巻まで読んだ。遠山先生はあいかわらずでいらっしゃるのー。「それほど…」とかおもいつつも、なにか引っかかるのでついつい読んでしまうぜ。
- ブログを書いてて三角関係に〜みたいな話だった「ココにいるよ!」を、ケータイ小説書いてて三角関係に〜みたいに置き換えてキャラクタを刷新、みたいなかんじの作品として読めるが、ということは「ココにいるよ!」で感じた気持ち悪さをそのまま継承しているのかどうかが気になる(→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20081112#p2)。「主人公を苦しめるいじめの嗜虐性を否定的に描きつつ、いじめっこを排撃する場面で嗜虐性をカタルシスとして便利に活用している」よーなかんじで、なんつーかこの、想定読者がこの回路で動いてるぶんには全然救われるものがないよねー、嗜虐性から抜け出さないとダメなんじゃないの、と思った、というのがその要約。今回はどんなふうになるのかなー。
- 最近ナウなヤングオタにバカ受けの、いまインターネットのコンテンポラリーでトレンドなコンテンツといえばこれ、と評判の「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」、の漫画版を読んでみた。推測だけど、これたぶん乃木坂と同じ箱だよね…(関連→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080728#p3 / http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20081018#p1)。敬して遠ざけておこう。
- あと「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」という命名ルールはネットでも流行したコピー「こんなにかわいい子が女の子のはずがない」らへんから来ているんだろうが、一方で「嫁のメシがまずい」(http://sabacurry.wiki.fc2.com/)みたいな別ルールも連想した。あとは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない外伝・お前の妹ブスなんだって?」みたいなんとか。
ところで漫画版「墨攻」以来、ビルの谷間にいるときは、上からひとが降ってくるのが怖くて仕方ない。だが恐怖と無関係に日常は流れていく。日常が恐怖を薄めはしないが、なんだかそういうものだよなー、などと思いつつ恐怖と付き合って生きている。それでも、たまに頭上を警戒することをやめることができない。