matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

最近の漫画 - 聖闘士星矢関連

  • 風魔の小次郎と比べて圧倒的におもしろく読めて、さすがに一時代を制した漫画よなーと思うんだが、バトル漫画としては想定外なほど皆目燃えない。武器すら使わず殴り合いなのに格闘要素がなく、必殺技バーンバーンで決着ついちゃうからだろうな。で、じゃあ魔法バトル漫画みたいなものかというと、技の知識体系や、また手続きとしても技の予備動作がないので食い足りない。まあ体系構築とかは時代的にありえんのでアレだが、ページめくる前で構えたり打ちはじめてるような技がほとんどないのはカラテ的な手続きすらない喧嘩殺法感か。
  • べつに必殺技出そうと突き出した腕を絡めとらて関節極められて折られろとは思わんけど、なんかもうちょっと格闘っぽいかんじがあったほうがたのしいっていうか…。まあそれ別につまらないって意味じゃないんだけど。読者による予測を不可能にする、ハッタリ全ツッパなノリで漫画を押し通すためのアンフェアな作法だ。盧山昇龍覇とかほとんどギャグ漫画の文法。氷河のオーロラエクスキューションが、例外的に「構えのある必殺技」といえるか。
  • それこそ「(プレ闘牌時代の)表情の迫力でバンバンな往年麻雀漫画」(代表例:能條純一哭きの竜」)とかと変わらん。実際青天井麻雀ルールに聖闘士星矢を移植しても全然違和感ないんじゃ(実際そういうパロディゲーが SFC であったそうな…→http://www.famicom.biz/all/htmls/6800000007931.html)。
  • あと、聖闘士星矢Ωで属性要素が追加されたのは、ソシャゲ化とか見越したわけでもなかろうけど一応の布石なのかなーとかゲスく見てたんだけど、「素手喧嘩(←ステゴロと読む)だけど格闘っぽくしない」のが星矢らしさなんだとすれば、属性って足せるギリギリなのかなーとか。よく考えられてんのかもな。
  • 台詞で「はやいもので三年の月日が…」とか「今やこれは常識!!」とか言わせる車田先生のフィーリングかわいい。

ハーデス編は結構読んでなかったことがわかった。で、改めて全巻読んだあとの感想としては、思ってたよりもちゃんとしててびっくりした。ギャラクシーウォーズ〜黄道十二宮編・ポセイドン編・ハーデス編の三部構成で綺麗に終わってる。終わってみれば無駄なインフレや中だるみもないし、破綻していなくて、すごくちゃんとしてる感。連載漫画が連載漫画であることによる歪みみたいなものを呑み込んで、一気読みに耐える骨格を持っている。すげえ。難点があるとすれば、途中で絵柄がほとんど完成しちゃって、味わいに変化がなくなるところかな…。