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Braid

なんか Twitter 360 クラスタ界隈で評判がよさげなので買ってみた。ところでおれの場合、買うと決めたものはいきなり買ってみるパターンが多く、むしろ買わないんだけど一応触ってみたい的なタイトルの体験版のほうを積極的にダウンロードする傾向が強い気がして、最近は体験版があまり役に立ってない。バイオニックコマンドーとか「買う気ないので体験版で済まそう」系だったしなー。

で、開始してみるとメニューもセレクタもなくいきなり世界に放り込まれる。というよりゼロレベルがタイトル画面になってるというかんじか。温かいような、おそろしいような、遠い景色というか、近い絵画というか、へんな風景。そこから暗い路地裏、館の中に入って、ワールドセレクト。ごく単純な 2 ボタンアクション発展系(実質 5 ボタン)のパズルゲームだ。基本はジャンプボタン(A)とアクションボタン(B)だが、これに「時間を戻す」ボタン(X)が加わって、それを LR で加減速する。時間を戻すと世界全体が戻るんだけど、そこに「戻らない要素」が混ざり合うことで、少ない要素でかなり不思議な状況を作り出すことに成功している。印象画風のグラフィックにアンビエントな BGM も時間を戻すゲームシステムに丁寧に連動していて、移動やジャンプのアクション要素などの「ゲームのゲームっぽい手触り」部分についてはそれほど手に馴染む感覚ではないんだけど、「世界全体の触感」は非常に良い。これはー、へんなゲームだ。褒めるひとが多いのもわかる。

ただ、おれパズルよりはスピードラン的なゲームのほうが好きなので、諸手をあげて褒め称えたいかんじはいまんとこしないんだよなー(同じ XBLA アクションゲーなら Prince of Persia Classic のほうを推す)。Braid は海外でも絶賛されているようなんだけど、たぶんその現象は多少複雑で、「アーティスティックかつ極めて高い完成度で描かれた世界」という点で「ICO」とか「ワンダと巨像」みたいなものを称えるムードと似てて、また「極めて少人数で制作されているがゆえに個性的で高純度な世界」という点で「洞窟物語」(http://hp.vector.co.jp/authors/VA022293/)みたいなものを称えるムードと似ている。もちろん Braid はそれらとは全然似ていないが。なにかハイブリッドなものを見ているという気がする。

とりあえずおもしろい。そしてむずい。パズル完成できるのかおれは。