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匿名インターネット雑感

  • 世の中を「自分の文体みたいなものが出来上がっているひと(悪くいえば「どう頑張ってもアクの強い文章しか書けないひと」)」と「そういうのが特にないひと」の二種類の区分した場合に、「匿名ベースの顕名活動」の場である現状のインターネットで、後者は(揉め事や炎上などによって)そのハンドルに付随する各種アカウントを捨てた瞬間に、いち匿名ネットユーザという立場に戻ることができる。前者は発信自体をやめない限り、特徴を追跡される。
  • 彼らは新しいハンドルで別のブログを、無垢無傷の人間として屈託なく再スタートさせることができる。あるいは、ハンドルを持たず匿名コミュニティの一住人として過ごしてもよい。他者から興味をもって観測されるような固有性とかあってないようなもの。ただ居るだけで周囲から際立つということがない、という点で自意識的な屈託も生じなくはないのかもだが、「どうやっても場に馴染まない側」の苦悩とは無縁。
  • …というのはまあ、「前のアカウントでやっていた活動とはまったく関係のない新天地で再スタートをした場合」の話で、むしろレアケースなのか。大概の場合、文章の特徴とかでなく、ポジションや主張の傾向などによって、個人の特定というほどではなくとも、ある程度的は絞られるわけだし。「〇〇と似たような主張は全部〇〇」みたいな乱暴な分類は、乱暴なだけに一定の効果をあげる。
  • 「追跡されるような特徴がないので、別のところで別の話題にのっかっているぶんには平穏に過ごすことも可能なのに、新しいハンドルで再スタートして(または匿名に戻って)もまた同じ場所の同じ話題にコミットしようとしてしまうことによって、受けなくてもよい追加ダメージを自ら貰いつづけてしまう、というのは、なんだろなー、「いいように乗せられてる」とか「顔真っ赤」とかいえばいいわけだろうか。相手をそのような状態に追い込むという、揉め事や炎上における攻撃側のテクニックというか、セオリーが存在するという意味でもあるわけよな。