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用語「処女厨」関連

  • 今日はインターネット語「処女厨」について、奥さんに熱心に解説しつつ微妙に擁護することをした。
  • 処女厨の話て実在女子にすると、立場(というか所属)上の反発的なスタンスもあってか、見下したかんじに反応するひとけっこう居るかんじなんだけど、アレなんよ、まあ文脈とか経緯とかいろいろありつつ、基本的には思春期初期女子にありがちの「不潔!」と同じわけよ。彼らはインドの山奥で修行してたとえば伊吹マヤとかの魂を宿したオタク戦士なのよ。だからその心理自体には、わりあい同情できると思うんよ。まあ「年甲斐もねえ、卒業しろ」とか「男がやってもサマにならねえ」みたいな言われ方はあるかもわからんけど。
  • で、なんでいまさらインターネット上で「不潔!」をやらかしてんのかといえば、それは 90 年代中盤以降男子オタ向け作品が少女漫画フレーバーをガンガン推していった経緯があるわけやん。80 年代には進取的な領域の教養であったものが、教養以前にまで降りてきたわけやね。で、その当たり前の空気みたいなものの私生児のひとつが、たぶん処女厨というわけ。少女性とかって女にとっては逃げづらいもので抜け出るまでには散々疎ましくも思うのかもだけど、トレーニングを積んで少女性へ接近した側にとってそれは別に屈託とかでもなく。
  • そんで「不潔!」に加えて彼らにはある種の絶望感がある、ということになってるわけやん。その絶望感については、同情できるひととできないひととで溝があって当然やね。ただ、かんたんにわかったふうには言えんと思うね。まあ処女厨から攻撃されるとかなったら、そんなこた言ってる場合じゃないけれどもね。
  • あと処女厨のひとが処女ではない女性を攻撃する(「中古」「ビッチ」「便器」などと呼ぶ)際、その背景には暗黙的に「おれは童貞だ」という告白が含まれている、というのは錯覚なんだよね。処女厨というのは単に「女性が処女でないとイラつくひとの範囲」を括っているだけに過ぎなくて、童貞であるとも、もっといえば男性であるとも限らない。これは「ゆるやかな敵対ターゲットだけを指定することでベクトルをまとめた匿名の集まり」という最も現代的なインターネットコミュニティ形態で、たとえば「リア充」を取り巻く状況とかと同じなんだよねたぶん。