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テレビで「もえもえ」とかいう用語を聞いた瞬間だけデスノートが欲しくなる

TV で「もえもえ」とかいう用語を聞いた瞬間だけデスノートが欲しくなる。…と、TV で「もえもえ」というナレーションを聞いた瞬間発作的に Twitter に post したのだが、あとで考え直してみるとこれにはちょっと面倒な筋合いがある。

  • 基本 1 moe : 1 death。だから「もえもえ」の代償は二人ぶんの命だ。だが、「もえもえ」とか TV で言ったり言わせたりしたスタッフのひとに対してデスノートを使うわけではない。そしてその場面でおれはキラではない。キラはすべての TV 放送を常時監視する自動機械として遍在している。
  • 罪とか罰の問題じゃない。ただどこかの TV 放送で誰かが「もえ」と言った瞬間に、キラが無作為に一人の名前を書き込む。そんな世界。スタッフでもなく、視聴者でもなく、その「もえ」によって命を落とすのは北で困っているひとかもしれないし、東で泣いているひとかもしれない。モニュメント破壊スイッチによって住居を破壊されたモロゾエフヤコブさんかもしれない。
  • そういう意味ではサッカーの国際試合とかは相当エキサイティングな TV 番組といえる。どちらかのチームがゴール決めた瞬間「あー、今たぶんどっちかの国で歓喜のあまりか憤怒のあまりかで心臓発作を起こして何人か死んだな」と思えるので。情熱の昂ぶりが命をサッカーに捧げさせる、というか。生と死のコントラストが彩るのが祭りだとはいうが…。
  • でもまあサッカーの場合はまだ、ゴール=死と確実に決まっているわけではない。案外みんな落ち着いてるかもしれない。ようやくエンジンかかったわー。まだ喜ぶところじゃないわー。または、いまのはしょうがないわー。敵もさるものだわー。みたいな。しかしキラのいる世界で「もえ」で裁かれる命は絶対だ。現実と夢想ではそこが違う。

その世界ではしかし、確実に誰かが死ぬとわかっていても、TV から「もえ」という言葉が消えることはないのだ。