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少女革命ウテナ上映会状態

週末にやる予定だったんだけど、消せない炎がどうにも止まらないので木曜夜〜金曜朝まで上映会。止めて止まるものではないわ。例によって Twitter タイムラインから増補改訂ログ書き出し。

  • 01/24 19:28 「少女革命ウテナ」視聴開始。前回 10 話まで見たので(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080123#p1)、今回は 11 話から。
  • 01/24 21:02 生徒会編が終わり、根室記念館編へ。おもしろいわー。このへんの大幹部指導体制は仮面ライダー美少女戦士セーラームーンと基本違わない。基本設定のおさらいが毎回あったり、総集編もあったり(総集編て 1 クールとかで終わる現代作品では見られない文化よな)、ウテナも様式としてはさすがに古臭さを感じるアニメではある。しかし描いていることのトンガリ感はいまだ色褪せない。なぜ色褪せないように感じているのかというと、それは単に「おれがまだウテナにおいて描かれたことをよくわかっていないから」かもしれないのだが…。
  • 01/24 22:37 たまねぎ王子ぅ…。
    • いいひとは敵にすらなれない、という話。これ当時だから(あるいはウテナだから)サラっと描いてるけど、自意識系の現代作品だとこのへんのひとたちこそが鬱屈を抱えそうだ。
  • 01/24 23:17 根室記念館がカジュアル化すると絶望先生になる気がした。いや気のせいだけど。
  • 01/24 23:19 この再視聴は、基本的におれの中でウテナはトップ 2 につながってるという思いがあるという部分がら出発しているんだけど(榎戸洋司氏作品として)、それを除外してもウテナはいろんな作品のジャンクションとして見ることができるからやっぱいいアニメだ。特に挙げれば「おにいさまへ」とかも見なくちゃなーと思った。榎戸洋司氏でなく幾原邦彦氏にフォーカスした場合に、基本に立ち返るという意味ではセーラームーン R の劇場版とかもか。
    • 榎戸洋司氏の流れを辿る作業としては、トップ 2 は散々見ているしウテナも今回見終わるし桜蘭高校ホスト部も再視聴中だしフリクリも今度見返す予定。「忘却の旋律」も見ておくべきかなと思っているんだけど、これ放映当時何回か見て「うーん、ちょっとこれは今のおれにはきついな」と思って結局スルーしたんだよな。
  • 01/24 23:20 「おにいさまへ」だと「メズーサの君」とかかわいそうだった(名前が)。
  • 01/24 23:22 しかし、根室記念館編の刺客は全員目的がアンシー殺害なので単調でつまらん。やはり欲望を一色に誘引する方法ではカタルシスがない。こういう純粋さでは突破しえないということがあらかじめわかっている。籠の中の完全さだ。欲望の色がそれぞれ違う生徒会編は良かった、ということだが、しかしこの退屈さが、つまりは根室教授の限界であり個性ということだから、おれはそれを楽しむこともできている。
    • おれがウテナ作中の全キャラの内で格別に根室教授のことが好きなのは、それは彼が永遠を研究している少年だからだ。おれはこれをオタ的にとても重要な題材だと思っている。そしておれにとって 90 年代後半は重要な時代だった。このマインドは 97 年においてはウテナによって表現されたし、98 年には「永遠はあるよ」で有名なエロゲー「ONE 〜輝く季節へ〜」とかが出て、そして狗法使い氏による 2000 年 8 月の「沢渡真琴は我が命、我が全て!!永遠の愛を誓う漢・狗法使い、ここにあり!!!!」宣言に繋がったりするのだが(←あくまでおれの脳内マップ上で)、じゃあおれの根室教授への興味は狗法使い氏へのそれと同根なのかといえば、まあそうだとしかいえない。彼らの進むべき道…。
  • 01/24 23:56 おれが大大大好きな根室記念館最終エピソードに到達。いいねー。
  • 01/24 24:00 うおおお根室教授!!!
  • 01/25 00:14 永遠に夢見、見たいものに魅せられ、正しいと信じて誤った男、根室教授、退ー場ー。やっぱこれだねこれ。
  • 01/25 00:51 仮説:もしかして鳳暁生のアキオは「湾岸 MIDNIGHT」のアキオが元ネタ?「明けの明星ルシファー」「スーパーカーで高速道路疾駆しつつポエミーな会話」。あんま関係があるとも思えないし、単にありがちな組み合わせだよねという話かもしれない。
  • 01/25 01:21 考えたことなかったけどウテナプリキュアも二人か。幾原プリキュアって見てみたいな。…見たいのか本当に?
  • 01/25 02:34 ルカ先輩せつねー。
    • ウテナっておもしろくて、「敗れた敵が退場しない(ルカと根室教授は例外)」アニメで、かつ「登場敵キャラが、放送予定三クールに対して少ない気がする」アニメだった。「あれ?決闘って何回挑んでもいいんだ?」みたいな。敗北した場合のリスクが見えづらい。じゃあ勝つまでやってもいいってことにならんのかとか(実際には、エンゲージ者への挑戦には「挑戦者の中で何かがみなぎらないと行われない」というルールが存在しているように見えた)。あと、エピソード数に対して敵の数があんま多くないので全体的に流れがゆったりなんじゃよね。生徒会メンバが敗れてじゃあ次々新たな幹部がやってくるのかといえば少人数補充されるだけで、結局旧キャラをけしかけて戦わせたり、なんというか「世界の果てが自分で直接出るようなクライマックス的事態を避けて延々時間稼ぎしてる」みたいなメタな構図が見えてくるんだよね。そしてそういうことに自覚的なキャラクタとそうでないキャラクタが居て、ルカや冬芽は前者なのだろうが、わかったうえでもやはり乗らざるをえないってあたりは青春よなー。
  • 01/25 02:37 樹璃はキャラ完成度高すぎるのでエピソードにひろがりがないんだよな。その点で幹エピソードのほうが好きだ。しかし樹璃エピソードはルカが加わることでおいしくなった。しかしやはり広がりはない。狭く息苦しいかんじ。
  • 01/25 02:59 終盤へ向けてウテナが女の子化してゆく。エロいエロすぎる。おもしろすぎる。
  • 01/25 03:52 いよいよウテナ様が花束を届けにいってしまうー!
  • 01/25 04:08 目のやり場に困るわー。
    • ウテナ花束イベントの会場て、おれの感覚だと横浜なんだよな、観覧車見えるホテルっていうあたりでハチクロを連想してしまったので(関連→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040614#p2)。ウテナと違って山田はケーキ食って自棄酒飲んで寝ただけだけど。
    • ていうか「高層階のホテルでお座敷風」ってのもどうよと思ったりしたが以下略。ここで以下略だとわからなすぎるので追記すると、つまり「一等ホテルでゴージャスぽわわん」という少女ドリームと「温泉旅館でじわじわムード」というオヤジ慕情が制作者の脳内で悪魔合体した姿がアレだということなのかと判断した。
  • 01/25 04:13 永遠ってなんですかーそは空動なり〜〜
  • 01/25 05:11 不器用な男よ生徒会長…。
  • 01/25 06:07 ジェイド→パンデモニウム→世界の果て→
  • 01/25 06:34 見終わった。少女革命ウテナ 11 〜 39 話。すばらしいエンディング。劇場版はまた今度。そしてこれから仕事。なにやってんのか。
  • 01/25 10:14 ウテナの気高さを見たテンションのまま仕事をバサバサやっつける予定だったが、現実ががむしゃらに来まくって、早くも立ち往生。そは空動なりー(まだ言ってる)。

後日まとまった感想を書いてみたい…が、書けない気もする。おれはトップ 2 にせよウテナにせよ、なんか榎戸洋司氏脚本の話をいまひとつ受け止めきれていない気がするのだよな。わからないものをわからないまま、おおまかに感動してしまっているところがあるというか。それでいうと「おにいさまへ」とかもそうで、だからこのむずかしさは「榎戸洋司氏脚本」に代表されたものではないのかもしれない。「少女の帝国は必ず崩壊する!」みたいなのとか。