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電脳コイル 夏祭り、そして果し合い

先週放送の「夏祭り、そして果し合い」まで追いついたら感動した。いいエピソードだ。フミエへのダイチの恋がだ。淡い。淡すぎる。結婚しろ。

フミエは明るくてしっかり者で弟が居るせいもあってかガキっぽい男の扱い方がうまく、ダイチのようなキャラクタに対して完璧超人に近い。静止画としてあんまりかわいくないところもいい。このてのアヒル顔は動くとかわいいのだ。そりゃーおまえイチコロよ。この年頃なので女子のほうが全般的に男子より身長が高いのだが、フミエの場合あんま身長差がなく、そのへんでダイチが妙な距離感を抱かずに済んでいるのはラッキーだし、一方で変わっていく女子への焦りみたいなものもありつつ、ダイチは己の幼児性を引き回しつつもがいている。

そのバランスが微妙に崩れる夏祭り。ダイチ自身の夏祭りへの意気込み、夜という時間帯、祭り会場の浮ついた雰囲気、かわり映えのしない男子ズに対して学校と違う表情を見せる女子ズ(おしゃま!)、フミエの登場で決定的に動揺するダイチ、使命と想いの狭間で揺れ動く心、しかし未熟なダイチには悩んでも自分を正しく捉えることができないのだったー、「だいっきらいだー!」馬鹿そうじゃねんだよく考え直せ小僧、そして振り切れた針が戻ることは(心と無関係に)ない、エピソードは次のステージへなだれ込んでゆく、だがそれがいい

おれはこの件に関して「ToHeart の志保は不人気」問題を重ね合わせているような気がしなくもない。ダイチはいいヤツだ。フミエは志保より強いし(物語的に)不遇ではない。電脳コイルToHeart にはなんの関係もない。しかしこいつらがうまくいったりいかなかったりすることが、おれの脳内マッピングにおける志保の不遇さと同じ方角を照らす光になるやもしれんというか、なんというか。見える。おれにはこのキャラデザと作画のままで中学生になり、高校生になり、大学生になり、社会人になるダイチとフミエの姿が見える。その時々に様々な関係性が浮かんで消えて、未来は無数にひろがっているが、そのどれが選ばれても構わない。ただ幻視可能というだけに過ぎない。

ヤサコとハラケンのほうは、まだいまひとつ盛り上がる段階ではないというか、今後盛り上がっても、おれにとってはどうでもよさそうな気がする。

  • 追記:射的の屋台で「このガキー」て言うオヤジの足が切れてんだけど、これ指定ミスかなにかか?