デジタルガジェット関連
NDS と PSP が発売された 2004 年末、おれが NDS を選んだのは、ひとつには PSP が売り切れまくっていて手に入れようがなかったこともあるが、結局のところ「この世代の携帯ゲーム機を買う場合、最初に手に入れるものはわりと安っぽいおもちゃでよい」という判断に尽きる(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20041211#p1)。実際に、NDS は安っぽいおもちゃだった。ということは、次の段階ではもちろん「ある程度の安っぽくなさ」が求められる。つまり「高級っぽさ」だ。この「高級っぽさ」というのはちょっと難しいニュアンスで、高級っぽくさえあればよいのであって、実際に高級品である必要はないということだ。その点で、NDS Lite は及第点のハードだった(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060525#p3)。実際に高級ってことはなくて「ほどほどに高級っぽい」かんじ。これでさらに SD カードリーダ内蔵でプレイやん的な機能が標準搭載されたさらなる上位互換機種とかが 1.5 年後とかに出れば申し分ないだろうな。
NDS Lite を買った時点でもまた PSP vs NDS Lite というコンフリクトが発生していないわけではなかったが、ここでもやはり PSP は選ばれなかった。このニュアンスもちょっと細かくて、本当にはおれが PSP を選ばなかった理由は NDS がどうというような話とは全然関係なく、むしろ W-ZERO3[es](http://www.sharp.co.jp/ws/007sh/)のことを漠然と思い浮かべていたからなのだった。いろんなことができる機械は、いろいろなものが比較対象になってしまうため、購買に至るまでモチベーションを高めるのがむずかしくなってしまうのだなあ。W-ZERO3 シリーズは、あともう一世代くらい進んだ頃に買えばいちばんしあわせっぽい気がするけど、どうだろうなナンバーポータビリティ解禁になったら速攻 vodafone 社から WILLCOM 社に乗り換えてしまうかもわからんな。現在の通信コストも見直せるかもしれないし(060731 追記:携帯→PHS 乗り換えは現状検討外との指摘→http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/mnp/menu2.htm)。
いやもっと根本的には、サクッと PSP を買える程度の遊び金を持たないおれの甲斐性のなさが問題だった。若い貧乏人にはまだ暇と元気があるけど、おっさんで貧乏ってのは本当になにもなくてどうしようもないな。いや逆で、なにもなくなるのでせめて金くらいはなきゃダメという話か。まあいまさらの話だ。
まあその路線は突き詰めていっても空しいだけなので戻して、やはりいまんとこ W-ZERO3 シリーズの今後がいちばん気になるなーなにしろ「ひぐらしのなく頃に」遊べるわけだしな。ひぐらしはインストールに関するザ・ビッグバトルは勝ちで終わったけど(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060210#p2)プレイに関するザ・ビッグバトル進捗は開幕から微動だにしていない。よくない流れだ。とにかくにも近い将来に、デジタルガジェット関連で長く実携行アイテム常連でありつつもゲームプレイ(に近い「なにかさわり心地のよさ」)感という意味ではまったく期待する余地のなかった携帯電話上に、ようやくそういった感覚を期待してよいかと思える環境が整ってきた。まあでもまださらに数年は、可能性を楽しんでよしとするかんじであろうな。現在のような状況設定で万能機が専用機に優れるような事態があるとすれば、それは数世代分の科学力の段差が生じていなければならないはずだし、さすがにそこまでの科学オンパレードで採算が取れるような景気のいい市場でもあるまいし。
とにかくにも W-ZERO3 じゃよ次は。ゲーム機でもなく、音楽映像プレイヤでもなく、もちろん PDA でもなく、電話ベースのインターフェース感がどこまできているのかを確認せねば。その結果によって PSP や NDS Lite に対する評価が変わるか否か。いやでもなー。おれの携帯電話機更新ペースでいうと、一年やそこらで新機種に変えるってのはガラに合わないってのもあるんだよな。どうしたもんか。