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iPhone 導入検討

現状メモ。

  • 前回行った検討(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080614#p1)でボトルネックになっていた入力端末としてのヘボさは、ファームウェア更新により解消されたと判断している。フリック入力の変態操作系としての魅力も、ガジェオタとしては抵抗しがたい(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080922#p1)。ただし、コピペ不自由問題が完全に解決されていないので、まだ決定打とはいえない。
  • セカンダリ携帯としては、以下は大した問題にならないと考えているが、プライマリの電話(=ライフライン)として使うにはまだ不安がある。
    • バッテリの不安(ファームウェア更新により、待ち受け時間は大幅に改善されたようだが)。
    • 安定性の不安。
    • アップデート毎にトラブルが起きているっぽい。
    • バッテリと安定性の問題は WM 機も同様(最近の機種はかなり安定性向上しているけど)。EM ONE も使い方が固まって以降は安定し、ほとんど再起動する必要がなくなった。ただ iPhone の場合、ファームウェア更新のたびにトラブルが起きるというのはちょっと困る。

iPhone を(すくなくともエンドユーザが)急いで買う必要がない理由については小飼弾氏の以下のエントリが秀逸だった。

「バグは後で直せばいい」、これこそが、iPhone の最大の強みなのだ。

「いまは問題がある」ハードは「問題が修正されるまで待ってから買う」のが賢く、「これから良くなる」ハードは「良くなったあとまで待ってから買う」ことで、最初からベストな体験が可能となる。おれがこうやって iPhone 買うか買うまいかグダグダ考えている間にも iPhone は日進月歩で良いハードになっていっているはずなので、躊躇する時間は無駄でないばかりか有用だ。そう考えれば、iPhone コンセプトが旧式化してシリーズすべての販売を終了するまで、購入を待つことだってできそうだ。

…というひとつだけが取るべき態度なのかといえば違う。「最初ヘボかったハードがどんどん良くなっていく喜び」は、体験としてこれまた魅力なわけだ。環境の変化はストーリー的であり、一緒に過ごした年月は愛着にもつながる。おれがこのスタンスで接しているハードは XBOX 360 だ(おれは「Microsoft 社における XBOX 360」と「Apple 社における iPhone」の、それぞれの前進基地的な役割はかなり近いと思っている)。360 は iPhone 同様ローンチの時点で明快なビジョンを持ち、優れたパフォーマンスを持っていたが、発売日の 360 は今日ほど満足なハードだったわけではない。何度もアップデートを繰り返して良くなっていった。近々また大規模なアップデートも予定されていて、以降のゲーム体験はさらに進歩することになるだろう。たぶん iPhone もそのようになる。

で、具体的な導入パターン。

  • NDSiPod Touch を置き換える
    • わりと堅実だが幸福可能性は薄そうなパターン(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080618#p2)。iPhone 同等機と考えれば、iPod Touch で十分ということになる。iPhone じゃないのでスピーカーとカメラと GPS が無くなるが、毎月の通信コストがかからず初期投資だけで済むのは、導入が失敗だった場合被るダメージが少なく済むという点で大きい。もっとも、初期投資が必要なわりに変化に乏しいという言い方もできる。
    • ゲーム機としての iPhone には現在可能性だけがあり、期待感は乏しい。現代的なゲーム開発に適した規約なら、それなりに実験的な商業タイトルの試行もありそうだが、いまのところ不透明。情勢をみる限り、同人ゲー市場として賑わう確率は高くなさそうだと判断している。とはいえ、期待感が薄いがゆえに、キラータイトルの 3,4 本もあればなんとなく満足できちゃいそうでもあり。
    • 現状は NDS のおれ内稼動率が落ちているのでそういう見方が出来ているが、これから先 NDS の稼動率が再上昇する確率は低くない。また、iPod Touch を導入して 1,2 年以内に次世代携帯ゲーム機の話が沸いてくることだってあるかもしれない(その場合今度は iPod Touch が購入検討の足を引っ張る)。
  • EM ONE と iPhone を置き換える
    • かなり堅実だが、あんまりおもしろくはないパターン。この場合 EM ONE の通信を解約し、iPhone を新規契約する。これだけなら通信コストは多分それほど変わらないが、現在使ってる携帯電話の二年契約期間を過ぎたあと携帯側の料金プランを最低にして通信(データ定額プラン)を iPhone に一本化すると、それなりにコストダウン効果が見込める。
    • ガジェットとして EM ONE と iPhone を比較した場合、EM ONE の利点を iPhone はカバーできない。基本的にシングルタスクな運用になり、画面は 4.1 → 3.5 インチに縮小、解像度は 480x800 → 320x480 ピクセルと半分以下、ハードウェアキーボードがなくなり、外部記録メディアは使用不可で(Micro SD カード資産が一切活かせない)、えーとなんだろう、WM 機にある「ご家庭で使ってる Windows の画面の一部をダウングレードさせて持ち歩く」感覚が「何世代か進化した Palm 的な何かとホームコンピュータを連動させましょう」みたいなかんじに?
    • まあ EM ONE の通信を解約しても本体は手元に残るわけなので、ガジェットとして EM ONE と iPhone 両方持ち歩けばいいじゃないかという話にもなるが、EM ONE って解約しちゃうと無線 LAN すら使えないスタンダロン端末になっちゃうんだよねー。mini SD or USB 接続 or DIE という。「超高性能な CLIE」相当っつーか。親指キーボード使って出先での入力は最速でも、それを外部に持ち出す方法が有線と SD しかないというのではちょっと(EM ONE から iPhone に文書を転送する方法でもあれば、解約後の併用もアリなんだろうけど)。オフラインのドキュメントビューアとしては、解約後も重宝するかなあ。
    • どのみち、これは「低コスト化」のプランなので、パフォーマンス低下は致し方ない。パフォーマンス欲を充たしたければ今より金かければいいんだ。
  • 携帯電話と iPhone を置き換える
    • EM ONE を解約し、携帯電話の機種変更または解約→再契約で iPhone を導入する。つまり今後は通信機器を iPhone 以外持たないというプラン。通信機器が減るので単純にコストダウンにもなる。
    • 一番ドラスティックなので、どうせならこれをやりたいが、たぶん安定性を落とす。電話は電話として持っといたほうがなにかと安全なんだよなー。仕事用と個人用の番号は分けときたい的なアレもなくはないし。やっぱホワイトプラン最低運用の携帯を一方で確保しといて、データ定額で iPhone を使いたおすというのが手堅い…けどつまらん…。

でもまあ、どのみち、携帯電話も EM ONE も 2007 年夏に二年契約してるので、現状だと検討が具体的になっていくのは一年後とかだなー。だいぶ先だな。iPhone の新モデルくらい出てそう。