光一千万年

ZZ ガンダムの後期 ED の歌詞の最後の部分が「♪ひかーり一千万年」っていううんだけど、この「一千万年」の「まんねん」の部分から関西弁とかを想起して、壮大なテーマの中にもメタな諧謔が含まれているかのような印象でおもしろいね、みたいなことを、まあ当時は「メタな」とかいう言い方はしなかったと思うけど、いま言い直してみるとこんな表現になるような、ことを、あれは確か十三年ほど前の駄菓子屋のベンチで K くんに言おうとしてド忘れしていたことを、さっきシャワー浴びてる最中に突然思い出した。なんかこういうことってあるよな。あれかなー、あの時空の脳とさっきシャワー浴びてるときのおれの脳が、なにかの弾みでリンクして流れ込んだのかな。因果のひものねじれとか。とすれば、十三年前のあの日のおれの脳は、十三年後のおれの脳からも何がしかを受け取ったのかもしれんな。それで脳が混乱して、あのときふと思いついた光一千まんねんの話をド忘れしたのかもな。自分ひとりの宇宙なら現在からみて過去と未来は相互に干渉しあっていてそこにはなんの矛盾もない。この手に触れ光一千万年。