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The Fast and the Furious

旅行写真 | 060102

邦題「ワイルドスピード」。ワイルドでスピードってかんじの映画なのでこの邦題は日本語英語的に適切だと思う。TV でやると聞いて、あのあれかゲーモク氏がたびたび日記で言及していた映画かと思い出し、予告編を見るぶんに NFS シリーズの下地の勉強になりそうな映画なので見たほうがよさそうだなと思ったので楽しみにして、見た。おもしろかった。日本車捨てたもんじゃないな。ヨーロッパあたりの偉いひとに言わせればエスプリとかそういうのは不足してんだろうけど、見たかんじアメリカ人はエスプリ分が足りないとかそういう部分については文句言わなそうなので問題なしだなと思った。ニトロじゃぶじゃぶで万事 OK みたいな。アメリDQN カーアクションで見たいようなシーンはだいたい見れて満足。深く考えたら負けだ。浅く考えれば勝ちだ。約十秒だけ自由。本能を裏切るのは死ぬのとおなじ。そんなかんじ。

ところで本作は 2001 年公開で、2003 年には続編が公開されているが、なぜか最近 1 のほうがゲーセン向けにゲーム化されている(http://www.taito.co.jp/gm/raw_thrills/ff/)。Raw Thrills 社開発(http://www.rawthrills.com/)、海外 2004 年リリース、国内では TAITO 社が 2005 年に発売という順番か。現物遊んだことないのでよくわからんけどゲーモク氏による感想(→http://gmk.9bit.org/note/050330-memo.htm)は読んだ。

この映画でいちばんおもしろかったのは、レースや市街でのカーアクションではなくて、砂漠を走るトラックを強盗団が DQN カー三台で襲撃するシーンだった。これは制作者によって意図されたものと確信するが、襲撃されるトラックはなにが起きてもブレーキを踏まず、トラックの運転手はショットガンで武装しており強盗団に反撃したりとかするが、トラックの一部であるかのように人格を主張するようなことがなく、ひたすら道路に沿って逃げ続ける。まるで一匹の巨大な生き物であるかのようだ。対する強盗団は、無線で連絡を取りつつトラックの頭を押さえ、仲間を乗り込ませようとするが、そこでトラック運転手から思わぬ反撃を受けて悪戦苦闘。巨大な生き物に小舟で挑む漁師たちのような緊張感。砂漠でトラック vs DQN カーという装いではあるが、これは大洋のド真ん中で行われている鯨狩りのイメージだ。これをマルチプレイとかのゲームで遊んだら、ゲーム的におもしろいかどうかはわからないけど、興奮するだろうなあと思った。砂漠で大型車 vs 悪党有象無象といえば MAD MAX のイメージしかなかったけど、あれはトレーラーを防衛する側の主観で、本作の視点とは逆だ。襲う側から見るとダイナミックっぷりが一皮剥ける。

あとは、なんだ、吹き替え声優が軒並みいいかんじだった。名前がわかるところだと、シャア以外の池田秀一氏のピカロ仕事をひさびさに聞けてよかったし、高山みなみ氏の evil 姐さん声もひさびさだったな。