山田が愛されすぎているがゆえに妄想停止していた
おれの目は節穴だった!
- 山田の幸福
- 適度なポジショニング(暮らしとクリエイティブの適度)
- 才能で悩む必要がない程度の立ち位置
- 仕事はそこそこある(ありすぎずなさすぎない)
- 大学・職場に近い実家暮らし
- 基本的生活の保障
- 家族・町内の皆さんの温かみ・支援
- 適度なポジショニング(暮らしとクリエイティブの適度)
というような話が指摘されている日記があって、ああしまったその視点で読んだことなかったとひっくりかえった。おれ基本的なスタンスとして個別格差を踏まえだすときりがないと思っちゃうのでそこいらへんの問題って最初からテーマをひとつ置いとかないとスッポリ抜けちゃうんだよなあ。それはそういうもんだと思っちゃいすぎてアンジュレーションとして意識しづらい。
ハチクロ関連妄想ログ(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/searchdiary?word=%2a%5b%b1%a9%b3%a4%cc%ee%a5%c1%a5%ab%5d)を読み返してみても抜けてんな。山田のお姫さまっぷりについては「ああお姫さまなんだなあ」で妄想停止してる。なんかわりとどうでもいいことのようだけどこういう部分がたぶん一番クリティカルだ。べつに欠点や弱点というわけではない。癖や特徴とは思う。けどまだ狭いなここは。単純に考えればもっと貪欲にって話になるけど、それはいやなんだよな。嫉妬ビジョンというか。そういったフックに引っかかりにいくと不幸な関係性でつながっていっちゃうのでそれはめんどくさいという。溺れたとして藁を掴みたいタイプかおれはという話に。いやそういうことではない。ともかく、いまのフラットはまだ十分なフラットではなかった。おうとつをおうとつとして見れなければな。削ったり埋めたりして安定してるようではいかん。とはいえどこかは削ったり埋めたりしていかないとたぶん安心できないし。むずかしいものだ。なんかひさびさに自分の話だな。ハチクロの話ではなかった。カテゴリの振り方が適切でない日記かもしれない。
ハチクロの話に戻すと、
- 山田が自立すべきは対真山でなく対実家だったことが明快になった。アパート借りて自活はじめるとか。そうすることで対真山問題などは自動的に解決する。
- てことは「自活したい!運動」が粛々と展開したあと町内会や真山やデザイン会社などで一悶着、最終的になぜか原田さんちに居候という形でケリがついたりするんだなと大妄想。真山はますますにっちもさっちもいかない泥沼に。彼のメガネ力(ぢから)は、動けないけど動かざるをえないという状況での危ういバランス取りにこそ光明がある。
- 山田の「自分は幸せものであるという自覚」は既に展開されているが、いまひとつ踏み込んでないのではないかなあという感覚があったのでそっちが伸びるという予想はしていなかったが、考えてみればそれが一番自然な気がしてきた。山田-真山-原田のトライアングルは、イニシアティブを山田が取ることによって解決していくのがいいわけか。なるほどーなるほどーホアーホアアー。
- もともと安定していたひとが新しいかたちに安定するまでにはけっこうな困難が予想され、おもしろくなりそう。たとえばいまは仕事も才能も適度で十分だからこそ安定してるけどそれを自分から崩すわけだし、ゆるい安心をいつでも提供してくれてる家族や環境に対するけじめ意識とかについてもまだまだ引っ張れるところありそうだし。ていうかそういったことを踏まえてこないと山田ははぐと同じフィールドに立つことができないのは自明だが、しかし山田ははぐと同じ戦場を戦いたいと思うのだろうか。つまり山田はどうなりたいのか?
- 山田が自立するというのは、山田のしあわせは山田が決めるということで、それさえ成れば、現在山田を包囲しているしあわせ条件など解体され、お姫様の呪いは解けて、山田は山田であればいいとなるわけだが(←おれはそこで「そんなのはあたりまえだ」と思いすぎるので、山田が動けずにいる事態を深刻に捉えることができてなかったわけだ)、山田はそんなことしなくていいひとであるという現在は、つまり、戦いで、うごー、というかんじの、コンフリクトが生じないことによるコンフリクト。ハチクロ vs 山田。