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鳥坂センパイ関連大雑把なぐり書き出し

またぞろ「究極超人あ〜る」と「げんしけん」の対比が盛り上がり、かつまた鳥坂センパイってどうよ話も再燃したりしなかったりしていたらしく機を逸した。文系におけるオタ組織論のアレよな。たぶん鳥坂センパイからもうちょっと辿ると植木均氏とか無責任男とかにつながったりする。このへんの大雑把な(実質的でない)(ノリ重要の)立ち位置話の効果範囲はせいぜいナンチャッテ理系あたりまでで、ガチ理系だとほとんど話に上がらないという印象だが余談。

鳥坂センパイを現代にもってくるとどういうことになるか、というサンプルのひとつとしておれはハチクロの森田を重視していて、そのへん網羅的に押さえてあるエントリを探したりしたいのだが面倒なので、じゃあ自分でいまからあ〜るとげんしけんハチクロ全部読み直すかと思ったが、いろいろやってるうちに忘れてしまって週末が終わった。あとげんしけんいまだに一巻途中までしか読んでない。借りっぱなしの L さんには本当に申し訳ないなあと思いながら手が動かん。困りもの。

ハチクロの森田の話に戻すと、あ〜るとハチクロでは時代的文脈的に舞台設定が相当違っていて、だからそのまんま置き換えたかのような単純な対比は無理というか、いろいろあるのだが、いまハチクロ関連日記読み返してみて気付いたが(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/searchdiary?word=%2a%5b%b1%a9%b3%a4%cc%ee%a5%c1%a5%ab%5d)、特にそのへんまとまっていないんだった。困った。読み返さないとどうにもならんか。

あとなぜおれが「キャラとしての鳥坂センパイ」と「(「サークルにああいうひとがいたらおもしろいなあ」でなく「(自分が)ああいうひとになりたいなあ」という意味合いで)鳥坂センパイに憧れた側のオタク」の関係性とかに深く突っ込んでいきたくないのかというと、ようするに鳥坂センパイは漫画のキャラだから完全無欠に鳥坂センパイをやれているという話で、まあ天然というかあ〜るなど関係なく気がついたらそうなっていたというようなひとなら(相応の厚みというか個人に帰するキャラクタ性があるので)いいんだけど、漫画の鳥坂センパイをモデルとして振る舞いを規定しているタイプのひとというのはわりあい傍目に可哀相なひとという認識があり、しかもあ〜る全盛からへたすると二十年弱も経過した現在、当時二十歳前だったとすれば現在四十歳に届こうという年齢の、「鳥坂センパイに憧れて鳥坂センパイのようなキャラとしてやってきてしまったひと」が仮にいまだオタの現場に踏みとどまっているとすれば、そのひとはすでに回帰不可能線をはるか以前に突破してしまっているわけであり、そのようなひとの立場をいまさら批判したところで何になる、というような想いがあったりなかったりするからなのだが、このあたりの認識や感情はけっこう複雑なのでうまいこと文章に落とし込むまで書かないほうがいいなと思いつつ、どうもうまくまとめるにはコストかかるなーめんどいなーと思い続けてずいぶん経つので、まあいいかゆるい状態で一回書き出しておこうと以下略。

あとちょっと気になってるんだけどいまだによくわかっていないポイントとして、あ〜るの作中の鳥坂センパイの就職時期に、微妙に冴えてない描写がいくつかあったよなーというのが引っ掛かっている。「今」に対して無邪気であるというのが鳥坂センパイの持っているキャラクタだが、そこに「将来」を突きつけられてもキャラ的に処しづらいところがあるのかな的に軽く流して読んだが、どうせゆうきまさみ氏作品のことなので、シビアな裏読みとかもできなくはないはずというか、必ずできるものと思う。おれはまだそのへんをやっていない。結局鳥坂センパイは公務員試験を受けて市役所かどこかに就職して、卒業後も部室にやってくるというようなかんじに落ち着いたと思うが、あ〜るの時代ってたしかバブルが全盛に向かっていくあたりだったわけで、その時代的に「高卒で役所に就職」って、ある意味まだまだ就職機会に対しては相当緩い万能感を持っているよーな当時の読者層からみてどう見えたんだろうかなというか、そこいらへんの時代考証もあるといいかなあ。