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八曜会

オタ漫画

八曜会カンファレンスに参加。一年の締めくくりとなる今回は「オタ漫画を持ち寄る」という名目で酒を飲む会となった。あまり締めくくってるかんじはしない。実際そのようになった。

集まった漫画リスト。

ハチクロってオタ漫画ですかね?」とかたまに訊かれるが、おれとしてはハチクロはオタ漫画だと思ってるから読んでいるのであって、おれの立場ではオタ漫画だとしかいえない。あと今回は「どうにもこうにも「げんしけん」を読むことができないおれが、今度こそ「げんしけん」を読む」というきっかけのための会でもあったので、いちおう頑張って一巻の三話くらいまで読んだ。だめだ目が紙面に引っ掛かってくれない。けど事ここに至ってやっぱりそれでも読みませんでは話にならないので、借りて持ち帰って読むことにした。年内までには既刊完読する。

飲み会のほうだが、いつにも増してグダグダのオタ話になってしまったためほとんどログらしいログがない。かなりバラバラ。細かいところは自主規制削除。

  • mixi での望まない再会」問題
  • 司馬遼太郎氏作品もむかしはラノベだった」
    • 司馬遼太郎氏作品は、ほかの同系列の作品と比べてエロ薄いのに「夜のシーンになると途端におやじくさくなる」と言われている。あれはなぜか。
      • 「それはラノベから歴史ものに上がってきた層で、同系列の他作品は読まないがとりあえず司馬遼太郎氏の本は読んでみるかみたいな、免疫のないひとたちの声では」
  • 「なにがラノベでなにが文学か」問題への強い回答模索
    • 「編集者が口を出すのがライトノベル、編集者が口を出されないのが文学」
  • 久米田康治「勝手に改蔵」を信奉する 20 代中盤」問題
    • それ以上や以下の年齢層だとそうでもないのだが、あのへんの年代のひとには「勝手に改蔵」を重大視するひとが多いのはなぜか。
    • …あんま関係ないきもするんだけど、もしかして十年後のエヴァンゲリオン
  • 邦楽話
  • ※ このへんはおれがまんべんなくわからない話題なので、メモもちょっとおかしいかも(←内容を理解しながらメモってない)。
    • くるり岸田氏ファン関連
      • くるりファン集団の中で「キモい」の意味に一般とのズレが観測されることがある。「変」とか「やばい」とかいうニュアンスで「キモい」を使っているひとが居る。
      • ポジティブな「キモイ」の誕生?
    • サンボマスター問題
      • 「先に歌だけ聞いたあとビジュアルを見ると、Vo のひとのインパクトがでかすぎる」
      • 「そのあたりのことを踏まえて、NARUTO とかから入ってきてる女子ファンのシーンへの馴染み方を見るとおもしろい」
      • 「多少狙ってるところがありそうだが、天然の香りも多少は感じなくもない」
    • スネオヘアー問題
      • 「あすこまでいくとさすがに狙いすぎでは」
    • アニメ BECK と漫画 BECK では、ロックはロックでも客層(というか年代)が全然違っている問題。
      • 「漫画のほうが好きなひとはアニメ見ると怒る」「アニメのほうで入ったひとは漫画が好きなひとの怒りがよくわからない」
        • おれはどっちもよくわからない。
  • あと音楽界における産業産業サブカル話とかなんとか。
  • 「けんしけん」話
  • ※ 結局おれまだ「げんしけん」読んでないので、メモもちょっとおかしいかも(←内容を理解しながらメモってない)。
    • オタにすごく都合のいい世界
    • げんしけんのエロ同人で大野さんしかやられてない」問題
      • 本当に?
      • 「ふつうならサキでは?」「オタの瞳孔には大野さんしか映らないんですよ」「サキはオタ妄想(=二次元ちんこ)をスポイルする現実側面を代表しているから、サキ=エロが成立しづらいのでは」
      • 「大野さんにしか向かっていくことのないオタ性欲はなにを意味しているのか?」
  • NHK へようこそ!」話
    • 「小説版は暗いけど漫画版は明るい」
    • 「漫画の主人公は、性癖こそオタなもののやたらアクティブ。小説の鬱屈をドタバタギャグに昇華している」
      • このへんは椎名高志氏作品(「GS 美神 極楽大作戦!!」等)に通じる気がする。
  • 「男のルサンチマンを商品化することには既に成功しているが、女のルサンチマンは商品化がむずかしい」
    • 「扱い方がむずかしい」「商品としてはきびしい」
  • 「趣味をポップにアピールできるオタは、それでモテになればいい」問題
    • 近年のテキスト系サイト群の OFF 会好きの傾向
      • 「趣味のポップ化による個性モテ」と「相対的にモテる」の群集モデルを応用した形。
      • モデルはオタ社交と似ているが、テキスト系サイトは本質的にオタ的でない部分を多く含む点に注意。
  • 「オタに彼女ができるとして、彼女もオタであってほしいかどうか」問題
  • 異形のモテ観
  • 女の子と付き合うのがむずかしい。
  • ふつうの会話さえできない。
  • だからキャバクラいって会話を鍛える。
  • キャバクラいってるのはモテ勝ち組。

なにか切羽詰った情念は感じるが、支離滅裂だ。

  • 「原理的にキャバクラを真に必要としているのは、まず非モテ男であるはず」
  • 「彼女が欲しい」→「女の子にモテたい」に至る過程で読み替えがある。それは自覚すべき。
  • 「人生はみんな局地戦。でもオタは標準的な強さを求めようとする」
    • 「局地戦=彼女が欲しい」→「標準=女の子にモテたい」。矢印の前と後で問題の質が変わっている。局地戦を打破するためだけにオールラウンドプレイヤになろうとするのはどう考えてもコスト高で非効率的だが、オタは基本的にほとんどの問題をこういうふうに解決しようとする。ボールで勝てる戦にでもガンダムを持ち出す発想。圧勝がだめなら完敗もやむなしとする逆ギレ気味の両極端志向。だが実際にはガンダムを持って来れるような天地人の和合などそうそう訪れないため、当然ほとんどの場合自滅的な敗北。「オタは理想が高い」とも通じている。
      • このへんいくつか他の問題と絡むので後日書く。
  • 「オタによるモテ・非モテ話の是非」問題
  • ※ このくだりは八曜会でなく主にチャットで盛り上がっていた話題なのだが、ついでなのでここにメモしておく。
  • そもそもオタが「モテ」とか「非モテ」とか言い出すのはおかしい。そんな言葉はオタ語ではない。どこかの時点で文脈を読み違えた可能性がある。
    • 「モテ」は第三者視点の評価のはずなのに、それを主観にひっぱってきたところで自発的(対応的)な意味での「非モテ」という概念が生まれ、しかもそれは厳密にいえば非モテではなく抗モテ的で、そこに言い換えの誤りがある。
    • モテ・非モテ問題がストレッシーなオタは、モテるモテないの話自体をやめればいい。男女関係を「モテ」の度合いで表現しつづけるうちに出口などない。
      • 「モテの話をするのは、相手から好意を受け取りてー!って表明。自分はこれこれの理由でアプローチしないが、来てくれるならウェルカムというオタなりの精一杯」
  • 原点に戻ると、この「モテ」って単語はどこで発生したのか?
  • そもそも、なぜオタがモテとか非モテとか言いはじめたのか?
    • 「消費スキルが上がって、作品以外にも目を向けるようになったってのもあるとは思う」
    • 「最近のオタは自分が一番好き」「作品について語るよりも自分の内面を語るほうが楽しくなる(≒それらが同列になる)」←「自分」よりも優先しておもしろがれる「作品」がなくなったことから。
    • 「絶対的な神様がいなくなっちゃったっていうか」「作品は商品にすぎないことがわかってて」「作品語りが商品語りと変わらない」「すくなくとも自分自身を語るぶんには、まだ商品語りでない部分(旧来的な「作品語り」的なもの)があるはずだという点で、清潔と思ってる部分があるかも」
      • 商品によって形成される人間は、商品的な人間になっていくのではないかという気もする。
    • エヴァンゲリオン当時には、そういう空気はまだなかった」←でなければ、作品論で顔真っ赤にしてまで議論できたわけがないことから。
    • もともとオタクが好む自己言及と、新しい「自分が一番たのしめる」が融合した形?
      • 「いろいろ並べて対比させることを、ギリギリおもしろがってるかんじ。そのぶんひとつひとつの作品はオーラを失って、小さくなっていってしまい…」「そうですね。「見てる自分」ってものを意識するくらいしか、ある帯域についてやることがなくなった」
    • オタ作品というくくりはもはや難しくなった今、オタについて語る作品のみがオタ作品に最適であるという意味で、「げんしけん」はバッチリってことで?
    • ううむ、しかし…。外部からは「そこにしか着地点がない」としか見えなかろうから、そこへ向けて作り込む合理もわかるけど、しかしそれこそがオタの望むものであるかどうかは、疑わしい。
  • そのほかおもしろ台詞クリップ関連
    • 「大野さんだけが住んでいる桃源郷
    • 「おれも○○さんのようにモテたい」「メンヘル好きなんですか」
    • 「なぜオタは高望みですか」「漫画にはブスが居ないからなあ」
    • 「彼女が欲しいですか」「結婚したいですか」「じゃあどんな大野さんが欲しいですか」
    • 「ネット以外で出会えない」「ネット以外で出会った人とか、二人くらい(この十年で)」
  • 往年の格ゲーコミュニティ@ゲーセン
  • KOF で「大門の使い方教えて」と声をかけてきた女の子が居た」
    • KOF の日本チームは大門以外の二人は美形だけど大門だけ別。女の子は美形キャラの練習はするけど大門だけはいつまでも苦手。
    • 「(ああいう場に寄ってくる)女の子の視界に投げキャラはないから」
    • 「でも掛け算次第では、ゲームじゃ地味な大門もやおいじゃ大活躍じゃないですかね」
  • 「往年の格ゲーコミュニティの中で、サイキックフォースだけ妙にカップル成立率が高かった」問題
  • 自アンネタはよそオタには本当にわからない」問題。
    • 自アン民二人で爆笑した箱をほかのひとに見せると非常に落ち着いた反応。どこがおもしろいのか解説する必要があった。伝統芸能のように読み筋が難解になりすぎたか。