忘年 OFF 会
主に A さんの脳内にだけ存在する Twitter 内サークル「非モテ部」の追い出しコンパであったらしいのだが、ともかくインターネットのひとが集まる OFF 会があるというので参加した。非モテ部は構成人員四人でうち参加者三人だったので、集まった十人の中では少数派ということになったかと思う。話題はどちらかといえば、人文とアニメのごちゃまぜというかんじ。基本的には詳しいひと同士が話題をテーブルに投げ出しつつ、話の半分くらいわかんないひともそれなりに楽しくダラダラと喋れる、これはずいぶん雰囲気のいい OFF 会になってるなあと感心した。なんかインターネットっていうよりは往年の Nifty とかの OFF 会ぽかったかもしれない。一方おれはどうだったのかというと昨夜から徹夜で FALLOUT 3 をやって疲れきっており、一次会はすごくいい調子で飲んだくれてハッピーだったんだけど二次会ファミレスでは普通に寝こける体勢になってしまってあまり参加できなかった。そんな調子のおれでも楽しかったので、たぶんみんな楽しかっただろう。
- 会としては、お昼から一次会を赤羽のまるます家でやって(予約で座敷)、二次会を近所のファミレスの奥まったスペースでたむろするという形式。まるます家はそれほど安いってわけではないけどコストパフォーマンスが大変よく、ファミレスはドリンクバーで粘るといういつもの形式であって、わりと安く上がった。
- N さんに GALCON の対戦おもしろいっすよーといってオススメしたら iPhone のバッテリ切れるまでハマってて笑った(これあるを予想して外部バッテリ持っていったのは正解だった)。人間おもろい。まあ人間がおもしろいっていうのは、GALCON がおもしろいって意味にはならないのだけど、良いジャンケンツールというのは、ひとの息遣いや性格や因縁などをうまく乗せることのできるインフラであるはずだという。
- 東浩紀氏の薫陶を受けまくると、喋り方なども東浩紀氏に似ていくものなのかなあと気になった。いやあの喋り方は確かにおもしろいし伝染する。でもあれはかなり頭の回転速くないと真似られないはず。喋り方や息継ぎに、呼び出しや圧縮展開の脳内作業時間を丸め込むヒントがあるのかもしれない。
- 今年のプリキュア劇場版は本当に泣けるらしい。ただしオタ的な意味で。
- 地獄!大学自主制作アニメサークル
- アニオタだけどサークルではアニメの話をしない。
- サークルをやりこめばやりこむほどアニメを見なくなり実写映画を見るようになる。
- なぜオタを思いつかないときはサークルに行ってヒントを得る。
- W 氏が「ヤマカンのヌーベルヴァーグ論は学部生レベル」と言っていて笑った。まあおれにとっての「ヌーベルヴァーグ」というのは第一に ZUNTATA の CD のことなので、この台詞を本当には笑う資格がおれにはない。
- 先日 Twitter で A さんを remove したのを問い詰められて、わははこのひと案外めんどくせえなあと思ったけど、それもそういう「らしさ」の表出なのだろうなあとも思った、というより「ベタな着地ではなくメタな振る舞いのうえであえてベタ、みたいな何枚か挟まってる態度のうえにようやく地に足がつく」というのが A さんのおもしろさだよな(自意識のミルクレープ状態というか)、というのはさておき。
- Twitter の follow / remove は「自分の Home 画面が自分にとって適度な都合のよさの保たれたタイムラインでありつづけるべき」という考えで管理されるべきだとおれは思っていて、一方でいはゆる「相互 follow 関係」により維持される信頼というか、何らかの結託みたいなものはあるのだろうとも思っており、これは相反する。でおれは前者優先。毎日の暮らしやすさあったればこそおもしろいもの探しをする余剰のゆとりも生まれようというものだ。信頼を買って生活リソースを切り売りするような使い方をしてると燃え尽きるだろ。燃え尽きてもいいタイプのアカウントの使い方をしてるインターネッターとおれは同じやり方で暮らしていない。
- 相互 follow をむかしのインターネットに喩えるとリンク集での相互リンクってことに、心理的にはおそらくなるんだけどシステム的には全然違う、にもかかわらず、というより、であればより一層、信頼や結託みたいなものを、そのシステムにのっけたがる心理が生じる、というわけだ。
- システムの話でいうと、そもそも protected なユーザ以外は follow しなくても、それらすべての RSS フィードを自分の RSS リーダに登録しておけば、Twitter でタイムラインを見るようにして読みたいひとの発言を読める。クライアントの話でいうと、おれの場合 iPhone で常用している TwitterFon が、その最強に強まった検索機能によって、ID 検索すればそのひと&そのひとへの @ 返信を全部拾ってくれるので、「タイムラインでは読みたくないけど、気が向いたときにまとめて読みたいひと」を検索履歴リスト上で管理できて超便利。
- といっても、だからじゃあそこに心理を乗せるなといいたいのかというと違って、まあ何でも気軽にのっけちゃうと肩透かしやハシゴ外しなど食らいまくって生きづらいから生活の知恵としてなるべく避けたほうがいいような気はしつつ、既にのっかっちゃってるものは仕方ないし、まあ気持ちの話をシステムでかわすのはアンフェアだよなーと思ったりはする。最近のおれはわりとアンフェアな人間なので、「システムの話で阻害される程度の透明さなら、気持ちの突破力がその程度だったということだな」と思って(気持ちを無視するのはひどいからやらないけど、気持ちだからと特別視するほどヒューマニストではない)、あまりボールを拾いにはいかない。
- とかなんとか色々ありつつ、でもおれが A さんを remove した理由を大雑把にまとめると「長い目で見るとたぶんこのへんが潮時だろうなと思ったから」であり、区々たる心理とか情勢の移り変わりだとかと全然関係のない判断なので、そこいらへんのことを上辺だけ説明してお茶を濁した。A さんは頭がいいので、おれの(すでに呂律のまわらない)説明でも状況理解には十分だったはずだし、あるいはそれ以上のことを理解したはずだ。
- 二次会で(さっき書いた N さんとは別の)N さんから中国のオタ絵画集をたくさん見せてもらって、うめえなーうまいけど版権フリーダムなんだなーとか感心した。あと画集のセレクションの傾向でもあったのかもしれないけど、あれだな中国のオタ絵ってわりと少女漫画テイスト入ってる気がしたな。これが韓国のオタ絵の場合あんま少女漫画テイストって感じなくて、少年漫画だけで絵描いてるかんじと受け取ってしまう。
とかなんとか。