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最近のアニメ - 主に氷菓関連

  • 氷菓
    • 主人公と友人がゲーセンで OMG 対戦やってたのが何のサインなのかよくわからず。べつに高校生が携帯持ってる時代設定だしなあ。わざわざ懐ゲー、しかもオラタンじゃないというのは…?原理主義的ガチ勢?
    • 主人公とか友人が妙にミリタリーっぽい用語とかに反応したりするのも「そこ設定?」とかチラチラ引っ掛かるポイントだ。なにか「中高生男子っぽさを表現する自然な演出」の一部っぽい気もするが…。
    • 友人彼女のクリエイター幻想と憧れ、アマチュア描き手のコンプレックスみたいなマイナーなアングルとかも、よくこんなの丁寧に拾ってるなーと感心するような、なんでこんなのわざわざアニメでやってんだというおっさんオタのキョトン感とか、なんとも細やかな視聴体験になってる。
    • というか、自主制作映画エピソード終盤に主人公がイリス先輩にブチギレるシーンから先、「あ、そうか、この主人公は、おっさん視聴者が視点移入するための人形なんじゃなくて、作品世界の中に生きて成長途上の人間なんだ」と気付かされる場面がそこここに敷き詰められていて、なるほどねえと腑に落ちていった、ということを書いてなかった。学園祭当日朝、姉に子供扱いされるシーンとか顕著に幼さが表出している。1 クール目の主人公は灰色の世界に生きていたがゆえ、ヤレヤレ中年に共犯関係を錯覚させるようなキャラクタだったが、2 クール目に入る前後くらいから青春クンに変わってきて、おっさんの視点は棚上げされ、いよいよ氷菓視聴は「ガラスの奥へ抜けていった主人公に取り残され、ガラス越しに世界を見守る」行為に近づいていった。
  • 深夜アニメの「主人公が男気を見せる際に採る手段が説教」というパターン、いまどきの「(往年の戦闘美少女がどうのみたいな構図とはあまり関係なく)男はヘタレであったほうが都合がよい」という事情による副産物ぽいけど、やっぱどうにもソープ事後説教プレイおやじみたいなの連想しちゃうな。その点、「説教もするが暴力も伴う」というとある魔術の禁書目録の主人公は優れて正しく昭和というか、旧世紀感たけーな。やはり暴力に勝るエンタテインメントはないのか。