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最近のアニメ - BLACK LAGOON 関連

「たぶんおれは客じゃないんだろうなー」と思っていたヨルムンガンドが意外にサラサラ見れたので、あれ?おれ案外これ系いける?と勘違いできそうだったので、じゃあ長年敬遠していた BLACK LAGOON も見てみようかなと思い立つことができ、思い立ったら吉日であるからめでたい。で見た。ちゃんとおもしろく見れた。けどまあ、やっぱなんかおれを客とした作品ではなさそうだ。

  • アニメ版は 2006 年作とのことで、現代の高品質化した深夜アニメと比べるとなんとも厚塗り感の高いデシメーション。でもかなり金かけてるふうでメカや人物の崩れはなくよく動く。いまやアニメを「見る」といいながら画面を滅多に見ない視聴態度が常態化しているおれには勿体ない。
  • なんか南の海の話なのねー。原作も知らんかった。「…誰かが、ほんの少し優しければあの子達は、学校に通い、友達を作って、幸せに暮らしただろう。でも、そうはならなかった。ならなかったんだよ、ロック。だから、この話はここでお終いなんだ」というテンプレ発祥元であることだけ知ってる。
  • ナチス沈没潜水艦の中、なんで呼吸できるんじゃろ。
  • 思ったよりもかなりジオブリーダーズと同じノリなんだね。「これ U ボートとドイツ軍人やりたかっただけだろ」とか「完全に男たちの挽歌やりたいだけのキャラ」とか、そういう素晴らしさはさすがだ。
  • あ、少年少女の殺し屋、キャラクタも声質も嫌いだ。まあ声質は単におれの耳の問題だが、キャラクタのほうが問題で。
    • かわいらしく恐ろしくて美しい、みたいなものが丁寧に描かれたまま残酷無残に美しく死ぬ、みたいなのが好みに合わんのかも。「人物が実際以上にドラマチックな人物として見える」というのは現実にもよくあることだが幼いキャラクタにそれを仮託するとき、その「見ている側からそう見えていること」の責任を負わせたまま退場させるのは、どうも視聴者として居心地が悪いっていうか。「おれがそのキャラクタに対してなにを見ていようと、そのキャラクタはそのキャラクタなりの人生を歩んできた実存にすぎない」という梯子外しというか、演出解体プロセスが挟まっているほうが好みだ。実際文化系ナヨ主人公男に美しいトラウマを散々植えつけた年上ヒロインが、すったもんだの挙句メッキが剥がれてしまったのに最後主人公の眼前で「美しいままに死ぬ」のがトラウマの総仕上げ、みたいな演出、あるやん。残酷無残に美しく入場したものを、残酷無残に美しいまま退場させるのは陶酔が過ぎるのではないかっていう。ややこしく考えすぎな気がしないでもないが、どうにも納得しづらいものを自分なりに飲み込むためには回り道も必要だ。

…で、ブラクラちゃんとおもしろかったんだけど、やはりどこか妙にきついものがあって、でもじゃあなんでおれはヨルムンガンドのほうは平気なんだという話になり、しばらく考えてたんだけど、あれやね、おれどうも女性声優の「低い声を出すために喉に力入れてる演技」がダメなんだな。ドス声っていうのか。(おそらくは)地声以下の音程で喋られると冷めて話から意識が引いてしまう。男性声優だと別に無茶な低音喋りでも気にならんのに。で、ヨルムンはあんまドス喋りがなく平熱で喋ってるかんじなのでサラッと見れると。