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インターネットは便所ではない

  • インターネットの書き込みは、ときどき便所の落書きと揶揄されたりして、それを見たおれは、その日の気分によって「まあそうかもね」とか「いやそうでもないんじゃ」とか量子レベルの反応をしながらスルーするわけなんだけど、ところでインターネットに気ままに落書き行為を繰り返すカジュアルネットユーザの典型例のひとりであるおれの場合、便所に落書きをした経験は一度もないのだ。
  • つまりたぶん、インターネットの書き込みは、場合によっては便所の落書きと同じようなものかもしれないが、インターネットと便所は、おれにとっては全然違うものなんだよね。
  • 改めて便所の落書きというものについて考えてみると、「なんで便所入るときマジック持ってんだ?」というピュアな疑問が浮かぶ。そりゃマジックを握りしめて便所入ったなら、壁にラクガキしたくもなるのかもしれんが、便所にわざわざマジック持って入るのか普通?最初から「落書きしよう」と決意してる人間だから、マジックを握り締めているのではないか?
  • いや、それいいだすとインターネットも同じようなものか。ネットの書き込みは「インターネットに書きこんでやろう」という意思を持った人間たちのみによって形成される。気に食わないことや、補足すべき情報をみたときにでも、フィードバックしようと思わない人々は存在する、おれが便所の落書きを見ても追記しようと思わないのと同じだ。便所の落書きの比喩って、そういう意味だったのかな。
  • しかし、ネットではほとんどの場合「見る」時点で「フィードバックを送る方法」も手に入れているのが便所とは違う。その場の思いつきですぐはじめられる。一方便所の落書きは、その場で参加しようと決意してもマジックを握りしめていなければ参加できない。わざわざ売店まで走ってマジックを購入して引き返すのも馬鹿らしいし。おれの中ですらかなりどうでもいい話になってきたなこれ。
  • あ、携帯電話を携帯と呼ぶように、WikipediaWiki と呼ぶように、マジックインキをマジックと呼ぶのは意味わからんな。切断された文脈の向こう側でハリーポッターが牛乳瓶底メガネをきらめかせて「便所の魔法使いやで〜」みたいなことになってた。