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噴飯もの関連

「噴飯もの」という言葉がある。

〔おかしさにこらえきれず、食べかけていた飯粒を吹き出す意〕 ばかばかしくて、思わずふき出して笑うこと。
「そいつは―ものだ」

最近のインターネッターは、笑うときあまりメシを食っておらず、かわりに飲み物を飲んでいる。ので、お茶とかコーヒーとか牛乳とか、とにかく飲料について「○○吹いた」「○○噴いた」「○○かえして」みたいなかんじで表現する。

で、現代噴飯事情のほうはどうなっているかというと、どうも「おかしいからふき出してしまった」という体裁をとりつつ、実際にはそのありさまを見て苛立ちや怒りを覚えた、というような状況で使われているかんじがする。皮肉としての「笑えた」みたいなニュアンスっていうか。…いや、でもそれって別に現代インターネットからというわけでもなく、むかしからそうだったような気もする。まあ噴飯とかの語彙て、素直で素朴なひとが使うイメージないしな。

とりあえずなにかを見て吹き出すものとしてメシがあったときに、それが皮肉っぽく運用されているという前提で、皮肉とか込み入った反応じゃなくて、おもしろおかしくて明るく楽しい気分になったので吹き出しましたー、という運用を明示したいので、新しく飲料が選ばれるようになった、という順番なのかもわからんな。いやもっと単純に映像メディアからの影響ってだけの話か。

ともあれ、ちょっと思ったのは、そんな素直なユーザであれば、「実際にはコーヒーを吹いていないにもかかわらず「コーヒー吹いた」と虚偽の書き込みをする」というケースはありえても、「実際にはおにぎりを吹き出したのにもかかわらず「牛乳吹いた」と吹き出したものの種類を偽った書き込みをする」ことはないだろうと推測でき、噴飲料に対する噴飯シェアの低さから、「あんまメシくいながらネットやってるひとって多くないのかもな」という推測が導けるということだった。なぜそんなふうなことを考えるのかというと、おれ自身はメシくいながらインターネットを見る機会が結構多いからだ。ネットみてて噴飯したことは、いまのところない。しなくともそれと同等のものだと強調したければ、「噴飯ものだ」と言っておけばいいんだろうが。

噴いていないのだから「噴飯した」とは書かないのだ、という誠実さと、噴いていなくても気持ちの表現として「お茶噴いた」と書く素直さとでは、どっちを選ぶべきかなー。いまんとこ前者側だな個人的には。だけど自分の気持ちも世間の流れもかんたんに揺れ動く程度の話ではあり、明日にはどうなったもんかわからん。