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オタクグループの形成関連

  • 何度か日記していると思うけど、80 〜 90 年代くらいの往年オタグループの理想像て、たぶん特攻野郎 A チームとかなんだよね。それぞれ専門の違うオタの集まりで、分野重複が少なく、互いが互いの観測範囲外を補完し合うという。で、個人的な観測だと 00 年前後くらいから「同じ分野を専攻しているオタの集まり」をよく見るようになって、あー時代変わったんかなと思うようになった。
  • 理想像が「特殊部隊モノ」から「特殊じゃない部隊モノ」に置き換わったかんじなのかなー。みたいな。いっぽうで、(上京したことによって)それまでには想像上にしか描けなかった「全員がほぼ全方位に詳しいオタクエリート集団」みたいなのにも遭遇し、世の中の広さに安心したりもした。あのへんは、いわば ESWAT とか攻殻機動隊やね。
  • 往年オタグループが専門分化しがちだったのって、ようは各分野で「ハズレ」を引くダメージを各自分担しないとお小遣い的にもキツかったという事情があって。結局そのときおもしろいものは皆で共有しないとつまんないので、漫画が専門外のオタだって(グループ内の)友達がおもしろいと太鼓判押した漫画は読んでるっていう。
  • 専門というのは、だから「その分野で、これはおもしろいから見るべきという決定を行うグループ内担当者」ということになる。だから担当分野ではおもしろい以外のハズレを大量に引く必要がある。オタじゃないひとにもわかるような説明でいえば…、そうだな、エロビデオとかどれが当たりかわかんないから大量に見る必要があるけど全部一人でやってたら小遣い幾らあっても足りないから分業や貸し借り重要でしょ、みたいなかんじか。重複は少ないほうがいいし各人の嗜好もあるから、関係が熟成していくうちに担当が最適化されていく。
  • で、ネット以降は、ハズレを引く労苦がネットの向こう側にかなりの部分アウトソース可能になったので、結果観測範囲を分担しあうグループ形成があまり必要なくなり、重複が多く感じられるようになった、ということかな。