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マン語り vol.1 クッキングパパ特集 に参加

イベント

吉田アミ氏がクッキングパパを語るイベントがあるというので行ってみた。おもしろかった。基本的に漫画のトークイベントとかには行かないタイプのオタであるおれだが、以前行ったイベントの二次会での、クッキングパパに関する吉田氏のアツいトークがおもしろかったので(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20091115#p2)、あれのちゃんとした版が聞けるなら行ってみたいなと思ったのだった。

詳細は、↑の吉田氏自身によるレポート。

以下、おれのタイムラインを適当に羅列。出発〜会場着。

  • 15:05 荻窪って行き慣れないし、そろそろ出とくか。
  • 16:03 いかん、そろそろ出ネブ アルタイル ヨガー。
  • 16:13 読みさしの「セカイ系とは何か」を忘れたので取りに戻るー。
  • 16:33 開始には間に合わんな。
  • 16:53 荻窪ついた。
  • 16:57 白色彗星にほろぼされたというこりん星http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100219-00000008-oric-ent)が。
  • こりん星
  • 17:00 どうやら迷った。
  • 17:02 荻窪はあれなの?コリン・ランダーくらいは居る街ってことなの?
  • こりん星
  • 17:05 たぶん通り過ぎてるよなあ。
  • 17:12 どうにか会場着。やっぱり通り過ぎていた。戻ったらあった。

第一部観覧しつつめもめも。

  • 疲れないジャンルとしての食漫画。「バトルのない料理マンガ」としてのクッパパ(←吉田氏によるクッキングパパの愛称)。
  • ストーリーがあるクッパパ。ひとつの大きなストーリーが、全部まとめて読むとよくわかる。
  • 初期はパパしか料理しないが、だんだん家族全員が料理しはじめる。しまいにはいきなり鹿を獲ってきて捌きはじめる。
  • 漫画を通してうえやま先生の料理スキルが上がっていく。
  • 九州ローカルとしてのクッパパ。酒が入るとフリーダム空間。九州の家には客用布団が常備。とりあえず飲めとりあえず泊まってけの世界。
  • 1985 連載開始、108巻。前作はクッキングボス。
  • モーニング連載としては、島耕作シリーズと双璧の長寿連載開始?
  • クッキング前は相当アバンギャルドなうえやま先生(クッキングボス収録巻を参照しながら)。
  • クッパパのプロトタイプ作では、パパがうえやま先生モデル?絵描きパパが 200 号くらいのキャンバスにご飯の絵を描いとる。
  • 福岡にしてはやたら狭いクッキング家。クッキング家のエンゲル係数大丈夫か?
  • 同じく百巻超えの食漫画としての美味しんぼクッパパは愛情ドリヴン漫画だが美味しんぼは憎しみドリヴン。ゆるく読めるクッパパに対して、美味しんぼは読むのに気合が要る。
  • 栗田さんが髪くくってた頃はおもしろかった。食漫画ヒロインは魔性化する。夢子さんにも初期にはその兆候があった?
  • 夢子さんの不倫願望は異常。指ちゅぱはヤバイ。
  • 九州の家は鍵しめないのか問題。そういえば閉めないかもね(いまはどうか知らんが)!
  • パパの職場でのストレスフリー感。でも田中の発注ミスは多い。
  • うえやま先生にはリーマン経験がないから、商事描写が薄い?
  • 毎日うまいものを食って毎週バーベキューとかする。酒で加速される爛れたソシアル感。
  • 夢子よろめきエピソードは、初期クッパパは人気がなかったから?けっこう迷走している。徐々に安定へ。
  • 初期パパは料理できることを隠していたので変装してる。デーモン岩とかコロッケ大魔王とか。結局「じつはみんなにバレてましたよー」となし崩しに。
  • パパの胸毛アピールはポイント高い。
  • 漫画一般に、ふつう恋愛が成就したら別れないけど、クッパパではサクサク別れる。大河漫画クッパパ。
  • クッパパは老人の恋愛なども描く。成年の不倫はないが、青春層は三角関係四角関係アリアリ。
  • うえやま先生は絶対にロリコンではないけどクッパパの少女はエロい問題。
  • えっちゃんは最初から巨乳。
  • 調理に関する肉感的な擬音。
  • 料理はセックスのメタファー。「うまーい!」は OK サイン。サインというか確定。
  • うえやま先生は精神が健全すぎてオタ的情緒を体得できない。萌えもツンデレも無理。
  • うえやま先生の課題は、今後オタクやニートをどう描くか?→一応ゲームにはまってる描写はあるらしい?

第一部終了、休憩。コーヒー焼酎のお湯割?を飲む。意外とうまいー。で、酒も入っていい具合にゆったりしたので第二部以降はメモなし。「基本的にクッパパの旅行編はつまらないんだが、104 巻のイタリア編だけは異常におもしろい!(ただしミニマル的な意味で)」みたいな話がおもしろかった。実際第二部終わったあとのフリータイムに 104 巻読んで、「観光」→「おいしそう」→「食べる」→「ブオーノ!」→(ループ)みたいなサイクルから染みてくるものがあるナーと思った。

あと、初期のあたりをナナメ読みして、夢子さんよろけエピソードにおけるパパの口説き台詞(「たまには君一人のために作ってみたくてな」みたいなやつ)が、あれは実際にパパが言ったのではなく、夢子さんの妄想という可能性がコマ運び的に残っているんじゃないかと思ったりした(ポワポワポワーンという妄想吹き出し感がにおわせてある)。

虹ちゃんー。

  • 虹ちゃんー

最終的に閉店まで居座ってしまった。最後のあたりはいろんな漫画の話になって、これもたのしかった。このイベントは改めて後編をやるそうなのだが、そっちにはおれは行けそうにない。残念だ。