最近のアニメ - 狼と香辛料 II 関連
- 「狼と香辛料」第二期見終わった。おもしろかった。けど、当初の期待ほどの出来ではなかったかな…というかんじだ。第一期同様一クール中に大きなエピソードが二つ、その二つともの解決編が駆け足過ぎて楽しくないかんじ。とくに後編は、話が散らかりすぎててサブキャラが全然活きてない。前編はそれなりに各キャラに見せ場があったんだがなあ。準備期間かけられてる前編はまだよくて、スケジュールが詰まってくる後編は、話の糸を整理できなくなったというかんじなんだろうか…。
- 解決編までなるべく全部をひっぱるようにしてる構成から、最後に駆け足にならざるをえんってのもあるか。それまでいいようにやってきたシワ寄せが解決編に集中してしまうという。それでも一応話を丁寧に拾ってるわけだから（話の筋から外れたサブキャラの投げっぱなし感はちょっとひどいが、これは原作もそんなかんじらしい）好感は持てつつも、なんかこー四話あたりまでのうねりがそのまま減衰していってしまった気がする。まあおもしろかったのでよしだし第三期も見たい。つぎはぜひ南欧いってくれ。
- サブキャラ活きてねー問題はバーディ 02 でも感じたんだが、これって何故起きてしまうんだろう。制作フローの問題かな。シナリオ作業が一段落→キャラを整理→デザイン作業、とすれば無駄なさそうだけど、たぶんデザイン作業がある程度先行するので「とりあえず登場するんだけども見せ場がないキャラ」が出てきてしまう、ような。いや、絵の都合だけじゃないか。「けっこう早い時点でシナリオ上要らないことが確定しちゃったんだけど、声優さんのスケジュール押さえちゃったのでそれなりの芝居はさせないといけないキャラ」とかもアリか？いやさすがにそういうのはないだろ。
…あ、そうか。根本的に違う。原作付きの話なんだから、登場するキャラクタ数は原作に強く依存するんだ。で、原作とアニメの話の作りの違いの関係で、見せ場をキャラクタにまんべんなく散らせることができなかったりするときに、サブキャラ活きてねー問題が浮かび上がると。
そのほか。
- ホロとロレンスが北国編ではセックスしているという間接証拠が描かれていたような気がしたけど、いやきっと違うおれの台詞解釈間違いだ。原作ではまだ煮えきらん頃合らしいし。ラノベなので永遠に煮え切らないのかもだ。
