iPhone は隙間の時間にすべりこむナイスガジェットだが…。
iPhone が、隙間の時間にすべりこむナイスガジェットだってのは確かだが、おなじことやるなら PC 使ったほうが全然速いってのはこれも当たり前の話で。ライフハッカー的視点でいえば、iPhone の「延々いじり続けさせるデザイン」みたいなものに対して警戒心はあったほうがよさげだよなーと思っている。という前提で、
- ITmedia:「今まで iPhone なしによく生きてきたなと」──孫社長、iPhone 3GS を猛烈プッシュ
「ネット人間のわたしが PC を使う頻度が 10 分の 1 に減った。一方で、ネットを使う時間は 10 倍になった。決定的に人生観が変わる」
という発言をみると、「それ PC でならサッサと終わってた作業を、iPhone で 10 倍の時間かけてやってるだけなのでは。もうちょっと iPhone 使う時間減らして PC 使う時間増やしたほうが生産性上がるのでは?」とか思っちゃうよな。まあ商売が忙しいひとは移動も多いんだろうし、個々人にとっての隙間時間の隙間っぷりや、そこに突っ込むタスクの種類はかなり違うから、そう単純でもなかろうけど。
- スマートフォンを使えば、いままで無駄に過ぎて行くだけだった隙間の時間帯を有効利用できます。
- スマートフォンは、PC ほどには効率的な作業環境ではありません。
- だから効率至上主義者は帰れ。
- いままで無駄だった時間を、多少非効率的ではあっても、有効利用に繋げられる、というのがポイントです。
- 数あるスマートフォンの中で、iPhone はかなり優れた「効率的な作業感」を提供します。
- 実際に効率的なのかどうかは別として、「なんとなく効率的っぽいような気分になる」効果があります、ということです。
…みたいな要素が並んでいて、さてこれをどう生活の中に組み込んだら現状最適に近付くのかなー、という設計が、ガジェオタの取り組むべき問題ということになる。昨日よりも退屈ではなく、昨日よりも効率的で、昨日よりも余裕があり、昨日よりもハッピーな、今日のライフスタイルの設計。