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ヱヴァンゲリヲン関連

見に行く前の妄想関連。

  • いまの中高生にとって、ヱヴァ劇て興味の対象なんだろうか。00 年代のエヴァオタでファン鮮度の高いパチオタは成人限定だし、まあ漫画は若年層向けに継続しているから、ある程度の認知度はあるのかな。でも一作目のとき劇場で若いひと見た記憶がない。…とか書いていたら「いや一作目のとき若いひと結構居たよ」と多方面からつっこみくらった。そういうものか。おれのセンサが若いひとを認識できなくなっているだけらしい。
  • べつの作品に置き換えると、平成 STAR WARS っていうか SW EP I 〜 III については、おれもまた「当事者(IV 〜 VI 世代)からすれば若いひと側」だったわけか。往年おっさんも「若いひとは何考えて SW 見とるかねー」とか思ってたんだろうか当時。まあ I で SW ロゴがズバ−ンと出たとき、劇場内にゴオオーっと歓声が沸いたのは、確かなお祭り体験だったといえる。
  • そして LOTR 劇場版を繰り返し見に行ったとき、何度行っても同じ席に座ってるおっさんが印象深かった。
  • まあ、おれが教養としてハルヒを読むように、若オタもまた教養としてヱヴァを見るのかなと思った。
  • 脳内碇←→掟置換箱
    • 碇ポルシェ。なんかアスカとか綾波とかつかまえて説教しそうなかんじ。
    • 掟シンジなら、もうちょっと陽気に新世紀を切り抜けそうだな。
  • 今作劇場版は爽快さにおいて印象深いが、当時にまさにナウでヤングで思春期ドストライクな中学生だった視聴者にとって、その爽快さ自体がウザいものとして映る可能性はあるわけだよな。「なんだこの爽やかシンジは!いまさら規範撤回してこっちがトゥルーみたいなツラさせてんじゃねーぞ!返せよ!おれの鬱屈した青春を返せ!」みたいな吹き上がりもアリでねーか。とかいってたら、ちらほら見終わったひとの感想とかがネットにあがりはじめて、ぼくをうらぎったな的な感想もいくつか見た。なるほどな。アリか。
  • とはいえ TV シリーズブームの際、庵野氏のメッセージとして「アニメなんか見てないで現実に帰れ」みたいなのがあったと記憶しており(←どういうメディアでどう伝わっていたものかは忘れてしまったが)、それを直球で受け止めた人間は実際にそのときオタをやめて現実に帰り、そうして 10 年経って再びのヱヴァ情報を知り、「なつかしーなエヴァかよおい、当時おれスゲーハマってたんだ(笑)、あーこの使徒知ってるゼルエルだろ。すげー強えんだよねー」みたいなかんじで劇場に足を運んでいるはずだ。そういうひとたちのために劇場版は存在する、と考えれば、これはとても清々しい話だ。一方で旧エヴァの空気の延長から現実を掴み取っていったようなアニオタからすれば、新ヱヴァによってハシゴが外されていく 00 年代の終わりを迎えることにもなる。
  • ところで、おれは作品に込められたメッセージ性みたいなものは「なるほど、だからどうした」とスルーして目先の消費に没入するのがオタクの態度だと思っている。ヤンキーと対比した場合の、反抗しないが従わない、というオタクの性質の話と同じだ。したがって、好きな作品に「現実に帰れ」というメッセージを見出したからといって、素直に現実に帰るようなやつは居ないと思っている(その後の自分なりのルート開拓により結果的に現実への到着を選んだオタ、という意味ならアリだ)、わけなんだが、劇ヱヴァを取り巻く現象をみるかぎりは、実際現実に帰ったオタも居たってことなのかねー。おれの観測範囲が狭かったか。