最近のインターネット
- おれがオタなのは、根本的には現実に対してあんま興味がないからであって、オタ作品見ながら現実のことを考えるのが得意なひとに対する、オタ感覚による率直な感想は「きもいなー」ということになる、という感覚が基本にある。ので、「オタクの仮想敵としてのサブカルや人文系」みたいな感覚は、いまだにわりあい有効なんだよね、というか事実関係をいくら照らしても無効になったりはしないという話で。でもそういった自己言及は、言葉足らずという名の考察足らずな部分を含んで、けっきょくオタも現実から逃げているわけではないし無視できてもいないという事実を露呈するだけのことであんまアレ。オタクの総体みたいなものの現実に対する興味の度合いが高まれば無効になっていくというか。で、近年のオタクは現実にけっこう興味しんしんだ。有効性は一応希薄化へ向かいつつはある。
- (インターネット都市伝説芸能としての)ジロリアンの美意識からは、神なき世界に神を求める的な切実さとかは感じる。
- 二郎ポエムは、自虐を愉しむホモソーシャル視線や、隠れなき情けなさの詠嘆のようなものとか、そういうものが良いからウケてると思うし、それがなくなると、普通に「アリかナシか」みたいな話になって、あんまうまくなくなるように思うんだが、でも多次創作となればブレーキ踏まない勇気も必要か。という点でロットファイターチルノはとても楽しく読めた。東方よくわからんけど。二郎美意識と東方キャラ双方の想定される偏狭さがよく融け合ってるというか。
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