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iPhone でローカルにダウンロードした web 漫画を読む

携帯画像ビューアとしては Windows Mobile 用の MangaMeeya CE が最強だと思っているが(速いし)、iPhone は一応グラフィック処理強めなんだから画像ビューアとしてもそこそこ優秀であってほしい、けどメモリ少ないので厳しかろう、というあたりの話は置いといて、とりあえずはなにかを読まねば話にならん。手始めに、EM ONE で読むために一括ダウンロードした「堀さんと宮村くん」を使おう(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080915#p1)、なにせ隠しファイルとか除外しても JPG で 3,000 枚程度あるので、当分読み終わらん。

  • で、まずは App Store で軽く調べて iComic というビューアがよさげだったので買った。100 円くらい。でもなんか PC から iPhone へファイルを転送する方法が面倒くさそうだった。Web サーバ建てろとかなんとか。めんどくせーよそれは。AirSharing の WebDAV 接続のみ仕様とかもそうだけど、iPhone アプリて「基本的なことが禁止されてるので応用技でトリッキーなことやってますけど不便でーす」みたいなことになっててイヤだよな、Over The Air とかクソみたいなこと言う前に、ふつうに USB ケーブルでつないだ PC から iPhone の中身見えるようにしてほしいもんだよ。
  • …と思ったので買いっぱなしで暫く放置していたのだけど、i-Funbox(http://i-funbox.com/)という PC 向けのソフトを使うと USB 経由でファイル転送ができるっぽいと聞いたので早速それをダウンロードしてみた、ら、おお、USB 経由で iPhone の内部が見れる、フォルダも作れる、しかも転送速い、べんりべんり、なぜ iTunes にはこの機能が備わっていないのかわからん、しかも無料。
  • で、調べてみたら、i-Funbox で iPhone 内の特定の位置に画像ファイルを置いてやると、iComic がそのフォルダを見に行くので、USB 転送による漫画読み行為が可能になる、ということだった。具体的には Raw File System 以下に Photos\iComic を作ってそこに画像を放り込むかんじか。やってみたがダメ。よく読んだら iComic て画像ファイルを普通に入れるんじゃダメで、Zip で圧縮してやらないと読めない仕様なんだそうな。たしかにいまどき Zip のままでファイルを扱うのっておかしな話じゃないけど、圧縮しないと読めないのってちょっと不便だ、が、どうも世の中そういったものらしい。ファイル共有的な界隈のトレンドなんだろうか…。
    • i-Funbox
  • で、全部一括りにしてしまうと取り回し的に面倒くさそうだから、200 枚単位で Zip 圧縮、i-Funbox 経由でズンドコ放り込んでいく。全部あわせても 150MB 弱だった。web 漫画だと音楽やムービーとは比べものにならんほど容量少なくて済むよな。パフォーマンスが良い。しかも iPod で音楽ききながらでも読めるわけで。
    • iComic
  • ついでに画像アーカイヴから適当にフォルダ単位で保存してあるやつを圧縮して一緒に入れて、あれこれ確認。…悪くない。次の画像を開くときの挙動がモッサリしているのと、角タップの範囲が狭いのがストレス溜まるけど、不満といえばそれくらいか。設定項目が細かいので、だいぶいいかんじに使いやすく調整できる。
    • iComic

「堀さんと宮村くん」の場合、デフォルトの表示だと四コマの縦サイズのほうに最適化されてしまい、縮小表示されてしまうのだが、ピンチ拡大で横幅が画面にちょうど合うくらいまで拡大してやると、2 コマ分くらいが画面に収まって、それをフリックで縦に流して、読み終わったら次のページ、というかんじでスイスイ読めて良いかんじ。設定「拡大率を維持」ON なら一度調節した倍率が次のページに移っても維持されるし、「次ページで上に移動」ON なら四コマ目を読み終わって角タップしても、次のページ先頭=一コマ目にジャンプできる、という按配で。これはいいなー。MangaMeeya CE に勝つとは言わんけど、web 漫画リーダと限定すれば、かなりいい線いけるんじゃないだろうか。なんで web 漫画リーダに限定するのかというと、iPhone は画面小さいので、(画面解像度低いのは縮小エンジンの優秀さでカバーするにしても)あまり高解像度な画像閲覧には展開速度的に向かないというか、web 漫画のようにある程度画面密度低くて文字が大きくないと厳しいかんじするから。