matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

決断主義トークラジオ Alive 2 ビューティフル・ドリーマーを聞く

インターネットで決断主義トークラジオの podcast を聞くのが流行っていたらしいのでおれも聞いた。おもしろかった。以下感想。

  • なんというか基本的な話が多くて、おれはおもしろいんだけど、ターゲットとなっているリスナーのひとたちはもっと高度な話を聞きたいんじゃないかなあと思った、というのはつまりおれにはいまいちわからんのだけど常日頃からラカンとかデリダとか言ってるかんじの、オタクとは微妙に違う人文系らへんのひとたちとか?エロゲーで哲学・ガンガル社会福祉とかを語ったりするかんじのひとたち。
  • 東氏の、ポジションを割り切ったトークは力強くも脂っこくもあり、あーこういうのとても正しいんだけどどこかしらきついなあと思ったりした。バックボーンを自覚して、代弁者でありまた特定の誰かへの語りかけを意識する、みたいな話。言論の場がそうしたものなのだろうとは漠然と思っていたし、それがゆえにおれの興味はそこへ向わないのだが、このての実や蓋のなさによって大人になっていかねばならないのが言論の世界なのだとすれば、惑星のひとは厳しい道を選んだものだなーというか。
  • あとセカイ系を支える技術の話は大変おもしろかった。そうだよねーセーラームーン時代には携帯なかったもんね(→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060226#p1)。
  • 惑星のひとはなんかいまいちノリが悪そうだなと思って聞いていたが、そうかおれ惑星のひとについては「仮想敵に対する見下しの態度」しか知らんので、それを使えない相手(=東氏)との対面だと、キャラがそれっぽく見えないという話かなと思ったりした(「相手の無敵対空を大足で潰す」が基本スタイルの待ちキャラが、攻め有利の地勢で強キャラに飛び込みくらってボコボコにやられるみたいな)。東氏の異常な口数の多さとか、あれが氏の本来のキャラなのか今回対談の地勢を読んだ最適化なのか、おれにはわからんがとにかくさすがだみたいな。だとすれば、そうか、このラジオは惑星のひとにとって、仮想敵を生み出してきたラスボスの一人との戦いなのだな。己の成熟のためくぐり抜けねばならぬ試練のひとつというか。
  • あとおれ全体的に惑星のひとに対して「「オタクを仮想敵にしているキャラ」で売ってるいまどき珍しいひとだけど、なんかそのてのひとか仮想敵にしている「オタク」像って大概偏ってたり狭かったりして、その範疇外のオタクからすると「ああ、このひとは不幸な過去を持ってるかわいそうなひとなんだな」という受け取り方しかできなくて、関係なくもないんだろうけど微妙に接点とりづらくてむずかしいんだよな」という以上のイメージを持っていなかったんだけど、今回ラジオきいてちょっとだけ氏の苦悩みたいなものが理解できた気がした。やっぱ声を聞くってのは重要なのだな。