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XBOX 360 のない暮らし

  • ゲーム様の日記より

俺は本当に飢え乾いている。俺の生活の中で、360 の他に楽しいことなんてひとつもなかったんだ。

この夏はネットの向こう側で次々に 360 が故障し、それと平行して 360 のない暮らしに逆行を余儀なくされたゲーオタ諸氏の精神が壊れていくのを眺める季節でもあった。で、いよいよおれの番となったわけだ。覚悟はできている。聞いた話だと修理期間はだいたい二週間くらいらしい。それに連絡や発送にかかった時間を加えた期間を耐えればいい。故障する時期としてはまずくない、というか、かなりいいタイミングだった。この冬も 360 は目玉になりうるソフトが津波のようにリリースされる。その真っ最中に故障などしてしまえば目も当てられない。だから、このあたりで一回修理しておくというのがスケジュール的にちょうどいい。のだが、実際陥ってみるとやはりこれは相当きつい。360 のない暮らしというものがだ。XBOX 360 は旧世代機のような、ただのゲーム機ではないからだ。

360 がなくなると、一義的には、

  • XBOX 360 のゲームが遊べなくなる。パッケージ、ダウンロード品、体験版。シングルプレイ、マルチプレイ、全部。
  • XBOX Live でつながっているフレンドとネットワークが切れる。
  • Windows Media Center のフロントエンドがなくなる。

ようするに、TV が単なる黒い額縁に退行する。といっても実際には、

  • XBOX Live は PC からもアクセスできるし、(音声チャットは 360 がなければできないが←もしかしたら Windows Live メッセンジャとゲーマータグを紐付ければ PC - 360 間で音声通話できるのかもだが、おれ Windows Live メッセンジャ使ってないのでわからん)フレンドとも PC からメッセージ送受信は可能。
  • Windows Media Center の問題は、TV をデスクトップ PC のサブモニタにしているわけだから、PC から呼び出して再生すれば問題なく使える。

というわけで、一応代替手段が用意されてはいる。ただな、そうじゃない。そういうことじゃないのだ。360 がなくなるというのは。360 は自分の部屋でなにをやるときにもとりあえず起動しているもの、ゲームをやるのは 360、録画番組見るのも 360、漫画読むときも本読んでても 360 は起動していて XBOX Live とつながっている。かつて PC が「部屋に入って照明の次に電源を ON にするもの」であったように、現在において XBOX 360 はおれのオタ生活の基幹メディアになっていたのだ。

布団でゴロゴロしてみるが、当然あるべきものがない、という喪失とも虚無ともつかない感覚に襲われつづける。居心地など気にする必要もないほど最適化された自分の部屋が、ただ埃っぽいだけのがらんどうになる。なにをやろうにもすべてのやる気が起きてこない。せめて PC からメディアセンタに繋いでアニメでも見るか?PC は 360 が立ち上がってるその次に起動するものだろう、手順が違う。漫画でも読むか?本棚はダッシュボードかメディアセンタの画面になってる TV を横切ってアクセスする場所だった、なにかがいつもどおりじゃない。慣れきった場所で不慣れなことをしようとしている。おかしい。違う。こうじゃない。きがつくと 360 のリモコンを握っている。

これはなー。NTZ 氏が XBOX 720(http://d.hatena.ne.jp/NTZ/20070321/1174546652)を準備する気分もわかるわ。たぶん氏のスタンスとおれのスタンスは全然違うけど。