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TRANSFORMERS

トランスフォーマー

みてきた。大変おもしろかった。余計な感動要素とか演説とかなにもない映画なので、映画館から出たあとの余韻も特になく、すばらしい夏休み映画だったといえるだろう。

  • CG アクションは、なにしろそれが見所の 99% なのだから、大変よい。でもちょっとモーションブラーかけすぎ。戦闘がただでさえハイスピードなうえに、アップやズームのカメラが多いし。やっぱ 24fps で速いアクションは厳しいのか。とはいえ二時間くらい疲れもなく見続けることができたので、緩急とかはちゃんと計算されてあるかんじだ。
  • メリケンロボだけあって、日本ロボものと違って決めポーズとかはあまりない。かっこよさは動きの中にある。あとやっぱり「中に人間乗せて走ってる最中に、片腕だけとか足だけとか部分変形して戦う」みたいなのはなかった。まああの変形のかんじだと、人間が中に入ってると厳しいわな。
  • スタースクリームの市街上空空中戦に ROBOTECH 魂をみた。
  • ヘリ型トランスフォーマーかっちょいー!と感動するのと同時に、こりゃおもちゃには期待できんなと思った。CG で手加減ナシの変形をしちゃってるので、実物であのプロポーション変化は無理だ。じゃあ手に入れるべき関連商品は、CG がそのまんま変形するゲームだなとなるが、映画タイアップゲーの 360 版は信頼できる筋からの情報によると「悪くないんだけど、時間なかったんだろうなってかんじ」らしいので、どんなもんかな。プレイバリュー的には NDS 版が一番いいかんじとのことだが…(NDS 版は Blast Corps 型のゲームらしい)。
  • あんま関係ないけど、「ナードな主人公にビッチなヒロイン」というのがアメリカオタ作品の正調なのかなと気になっている。日本オタ向けだと(ここ絞り込み条件の数が違うので、並列に考えるべきでないのだが、まあ単純な印象として)ナードな主人公に清楚なヒロインという取り合わせが多いので。まあそこは日本におけるロリ vs 雌豹の文脈とかをちゃんと調べてからの話だな。
  • 人間大トランスフォーマーと巨大トランスフォーマーで描写のタッチが全然違っていて興味深い。人間サイズのほうは「はいはい CG アーティストが作りましたよー」てかんじのデザインなのだが、巨大のほうは「映画 CG のひとが作りましたねー」ってかんじ…ってへんな書き方だけど。なんだろ、後者は「トランスフォーマーを映画にしている」かんじだけど、前者は「トランスフォーマーにインスパイアされた CM の一部」みたいな…。いや実際キューブにインスパイアされて変形したんだろうけど彼らは。
  • XBOX GUY!XBOX GUY!
  • ていうかいろんな作品内広告が入り乱れているのは気になったかなー。それがいいとも悪いとも単純にはいえないが。
  • デジガジェが凶暴機械生物化ってアイディアは、もし実際にああなったら真っ先に虐殺されるのはオタなわけだが、しかしオタ的にこそ大喜びできる部分であり、おもしろい。
  • どうも予告編の印象から、今回のトランスフォーマーのメカデザインはシルエットをあまり重視していないのかなーと気になっていたんだけど、止め絵としての全体像はバキバキに決まっていて、杞憂だったとわかった(とはいえ細かいパーツがゴテゴテとついてて線も整理されていない、「ラフスケッチからそのまま CG でフルスクラッチしたようなかんじ」は受けた)。スクリーンに部分しか映らないほどのアップが多い演出の問題…っていうかコンセプトの話か。日本における「CG 以降のデザインのシルエット軽薄化」問題とは絡む筋合いはないかな。

で、映画みたあとは当然おもちゃをひやかすべきだろうとトイザらスに行って、でもやっぱりおもちゃはなーというかんじで、どちらかというとやたらガンプラを組み立てたい欲が盛り上がってきて(ようするにロボットの足関節フェチ→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20050830#p1)、PG で STRIKE GUNDAM なみに脚関節がいい具合なやつってないのかなーとガンプラ売り場の前で閉店前まで粘ったりとかして、でも結局買わず、帰った。いい一日だった。