携帯ネットの web 1.5 感

いろんなブラウザをつかってきたが、おれのブラウザ遍歴をいちばん大雑把にまとめれば、IE → Sleipnir → Firefox というかんじで区分できると思う。ブラウザなんてネットが見れればなんでも一緒なようでいて、なんのかんので年々トレンドに合わせたべんりな機能がどんどん増えていて、それに対応してサービスも多様に行き渡り、PC で見るインターネットは、いまさら過去には戻れないほど様変わりしている。対して携帯端末で見るインターネットはどうかというと、不自由ながらもこれはこれでいいかんじにカスタマイズされており、便利に使いこなせるようにできていて感心する…が、まあどちらかといえばブラウザ側というよりはサービス側の努力のほうが大きい。まだまだ web 2.0 というには遠いかんじだ。せいぜい 1.5 くらいか。

PC 側基準で考えると、ようするに Flash も Ajax もドンとこいという状態になって、携帯電話に Firefox が乗れば（もちろん対応するエクステンションてんこもりで）、いいかんじなのだろうが、そのてのサービスはパワーもメモリもモリモリ食うわけなので、いずれ自由自在になるとしても当分先の話だなーと思う。使い古されつつもしぶとく死語化を免れているかんじの用語「web 2.0」だが、概念として「web 2.0 完全対応ケータイ」みたいなかんじのものが出てくるとすれば、その時インターネットはどんな具合になっているんであろうか。あんま変わらんか。それとも。PC 側から機能が持ち込まれるのと同時に、携帯側からナビゲーションや最適化のノウハウが持ち込まれて、PC 側のインターネットもまたちょっと違ったものになっていたりするんだろうか。